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僕の周りの人が愉快すぎて困る  作者: 春風桜花
学園生活開始の編
11/43

10: 会長の髪の色

サブタイトルがもうネタバレです。

僕は時音学園高等部、その校門の前に立っていた。

ちなみに時間は七時二十分分、学校の始まる約一時間前である。


「はぁ、どうやって時間潰そうか」

「あら、悠さんですか」

「あ、舞花さん。おはようございます」

「おはようございます」


そんな中、昨日と変わらず綺麗な金髪を宿した舞花さんが僕の後ろからやってきた。

しかし随分と早い登校である。


「悠さんは随分朝がお早いのですね」


ーーと思っていたら舞花さんも同じ事を考えていたらしい。

おかげで僕の言いたいを先に言われてしまった。


「ええ、まあ。少し家で色々ありまして。それより舞花さんは?」

「私はいつもこの時間に来て生徒会室へ行っているので。サーニャなんてもっと早く来ているのですよ」

「そうなんですか、もしかして仕事がいっぱいあるとか?」

「いえいえそんなことはないですよ。ただ、私もサーニャあそこが好きなんですよ。

ーー悠さんも一緒に来ますか? 」

「暇にしてたところなので舞花さんがよければ」

「では行きましょうか」


特にやることも無かった僕は舞花さんと生徒会室に向かって歩き始めた。



相変わらずとても長い道を歩いて約十分、やっと僕達は生徒会室の扉の前まで来ていた。

ーーちなみに生徒会室に向かう道中


「ふ、副会長が男子と中よさそうにしてる⁉」

「転校生死すべし」

「あね転校生さ、結構よくない?」


等々言われたが無かったことにしておきたい。

だってほとんどが悪口なんだもん。


「さ、悠さん入りましょう」

「あ、はい」


舞花さんに催促されて僕は生徒会室の扉を開けた。

するとそこに居たのはーー


「おかえり舞花。お、悠も一緒か」


綺麗で長い赤髪をした見知らぬ女生徒だった。

リボンの色から二年生であることが分かる。


「ただいま、サーニャ」

「へ、会長⁉」

「む、何を驚いている」

「いや、だって髪が赤っ⁉」

「ああ、そのことか。実をゆうと赤髪が地毛なんだ。昨日の金髪はお嬢様っぽく見せるための演出さ」


どうやらそれだけの理由で金髪にしていたようである。

でもーー


「なんでそんなことを?」

「君が欲しかったからに決まっているだろう」

「えっ……。〜〜っ‼」

「あらあら悠さん顔が赤くなってますよ?」


だって、そんなことを真っ正面から言われたら恥ずかしいじゃないか⁉


「ふふ、では私はお茶を淹れてきますね」


今朝の遥の気持ちが分かった気がした。



十分後、落ち着いた僕は会長と向かいあってお茶を飲んでいた。


「しかし君がこんなに早い時間にくるとはな」

「まあ、色々ありまして」

「ふむ、色々か。大方君が遥か、珠里に何か言ってしまった、もしくはやってしまったのだろう」

「何で分かるのっ⁉」

「何故だろうな。しかも遥は生徒会に入るっ‼とか言ってたのだろう。

ーーまあ、私としては大歓迎だがな」

「はぁ、何でも分かるんですね」

「まあ、大体一日話せばそいつの性格は分かるからな」


凄い観察力と洞察力だ。

会長って凄い人なんじゃないか?

そんな疑問が僕の頭をよぎった。


その後も僕達は舞花さんが淹れたお茶を片手に話していた。



そして時間が経って八時になった頃。


バタン‼


「会長」

「会長さん」

「お話があります‼」


珠里と遥が生徒会室にやって来た。







このあとの展開を全く考えてません。どうしよう……。

まあ、勝手に悠達が動き出さないようにキャラクターて向き合いながら頑張ります。

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