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双子の可愛い男の娘冒険者がおっさん冒険者にイタズラしようとする小説を書いて下さい!

冒険者ギルドの酒場は、昼間だというのに妙に騒がしい。

木のテーブルに肘をつきながら、くたびれた鎧の男がひとり、酒をあおっていた。

「ったくよぉ……最近の依頼は割に合わねぇな」

ぼやいているのはベテラン冒険者のゴルドン。年季の入った髭と傷だらけの腕が、彼の経験を物語っている。

その少し離れた柱の陰。

「ねぇねぇ、兄さん」

「うん、今がチャンスだと思う」

ひそひそ声で相談しているのは、双子の冒険者だった。

銀色がかった髪を揺らす、見た目はそっくりな二人。どちらも中性的で可愛らしく、初見では少女にしか見えないが、れっきとした“男の娘”の双子である。

兄の方がにやりと笑う。

「今日のターゲット、あのおっさんでいいよね?」

「うん、あの人。さっきからずっと同じ愚痴言ってるし、絶対油断してる」

二人はこくりとうなずくと、作戦を確認した。

今回のイタズラはこうだ。 ①酒に見せかけた“甘い薬草茶”をすり替える

②装備のバックルをこっそり逆向きにする

③最後に派手な幻影魔法で驚かす

「やりすぎるなよ?」

「わかってるって。ちょっとだけ“びっくり”させるだけ」

そう言いながらも、双子の目は完全に悪戯を楽しむそれだった。

◆

数分後。

ゴルドンの前に、ひょこっと二人が現れる。

「おじさーん、ここ空いてますか?」

「あ、あぁ……別にいいが」

突然現れた美少年(にしか見えない双子)に、ゴルドンは少し面食らう。

兄の方がにっこり笑って、コップを差し出した。

「これ、ギルドの新しいサービスらしいですよ。疲れに効く特製ドリンクです!」

「ほぉ?気が利くじゃねぇか」

疑うことなくゴルドンは一気に飲み干す。

——その瞬間。

「……ん?」

やけに甘い。しかも体がふわっと軽くなる。

「なんだこれ……妙に眠く——」

「今だよ兄さん!」

双子が同時に指を鳴らす。

次の瞬間、ゴルドンの腰の剣が勝手にくるっと回転し、逆向きに固定された。

「お、おい!?俺の剣が変な向きに——!」

さらに、鎧の肩当てが左右逆にパチンと音を立てて入れ替わる。

「な、なんだ!?誰か触ったか!?」

周囲の冒険者がクスクス笑い始める中、双子は必死に笑いをこらえている。

「やばい、兄さん、めっちゃ慌ててる」

「でもまだだよ、最後が本番」

ゴルドンが立ち上がろうとした、その瞬間——

パァンッ!

小さな魔法陣が足元に広がり、そこから派手な光と共に巨大な幻影のスライムが出現した。

「うおおおおお!?魔物!?ギルドの中に!?」

ゴルドンは思わず飛びのく。

だが次の瞬間、スライムは「ぽよん」と鳴いて消えた。

静寂。

そして——

「……お前ら」

ゴルドンがゆっくり双子の方を向く。

その目は怒っている……はずなのに、なぜか口元が少しだけ笑っていた。

「やったな?」

双子は一瞬固まる。

「……バレた?」

「そりゃバレるだろ。俺を誰だと思ってる」

しかしゴルドンはため息をついて、肩をすくめた。

「まぁいい。久々に面白ぇもん見せてもらったわ」

「え?」

「ただしだ」

ゴルドンはニヤリと笑う。

「今度は“お返し”させてもらうからな」

その一言に、双子の顔が一気に青ざめた。

「「え、えぇぇぇぇ……!?」」

ギルドの中に、再び笑い声が広がる。

こうして、双子の男の娘冒険者とおっさん冒険者の、奇妙な“イタズラ攻防戦”は始まったのだった。

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