第2話 鉄鉱石の自動化2
しばらく待って、再びゴレ太の様子を見に行った。
ちなみにゴレ太というのはゴーレムの名だ。
我ながらセンスのある名前である。
「ゴレ太、調子はどうだ?」
「ンゴ…………」
稼働開始から1時間、どうもゴレ太の元気が無い。
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▶Tips
モンスターのスタミナを回復するには、魔石が必要です。
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要はお腹が空いているらしい。
掘り出した鉄鉱石20個のうち10個を売却。
述べ50Gで魔石(小)を買い与えると、嬉しそうに頬張り始めた。
1時間で100G稼ぐとして、差し引き50G。
現実とはままならないものである。
「やれるか?ゴレ太」
「ンゴ!」
ゴレ太はまた鉄鉱石を掘り始めた。
やっぱりゴレ太は働き者だなぁ。
◆◇◆
そうなると、次の自動化対象は決まったようなものだ。
ゴレ太に魔石を掘らせ、それを食べてもらう。
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▶トレジャー
○魔石の鉱床(下級) 2000G
魔石を少量採取できる。
冒険者が喜ぶ。
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流石に高額だ。
手持ちの276Gでは足りそうにない。
魔石の採取は随分先になりそうだ。
手持ち無沙汰で寝転がっていると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「防衛成功、おめでとうございます──」
「何の用ですか女神様」
目を開けると、枕元に女神様が立っていた。
ちなみに枕は30Gで買った。必要経費だ。
「初襲撃の防衛成功率は23%ですから、上々の成果ですね──」
「それは貴方の説明不足が原因では……」
あるいは、弱そうな小太り少年が相手だったのはラッキーなのかもしれない。
ゲームでは敵が段々強くなるが、現実はそうではないだろうし。
「お祝いに、初回無料モンスターガチャを用意しました。それではご武運を──」
「……ガチャ?」
返事も無く、女神様は消えてしまった。
ソシャゲのガチャのようなものだろうか。
よく分からないが、無料ならば引くしかない。
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▶モンスターガチャ
1回1000G(初回無料)
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ディスプレイを見ながら、ガチャを引きたいと念じると、目の前にクソデカいカプセルが落ちてきた。
パカッと開くと、中から青髪の女の子が出てくる。
★★★★☆
水の精霊 ウンディーネ
「あたしは水の精霊ウンディーネ、ひれ伏しなさい!」
「……どうも」
コテコテのツンデレ口調、令和の時代にはちょっと古臭い。
「どうもって何、どうもって。
あたしは水の精霊ウンディーネ、ひれ伏しなさい!」
ひれ伏せって言ったって、多分マスターは俺だし……
「おすわり」
「っ…!?」
試しに言ってみると、ウンディーネはおすわりした。
「お手」
「……逆らえないっ!?」
ウンディーネは言われるがままにお手をした。
プルプルと震えるその手は、すべすべして触り心地が良い。
じゃなくて。
なるほど、ゴーレムより多様な命令を聞いてくれるらしい。
「だったら、やらせることは決まってるよな」
「なっ、何をしろっていうの……!」
変な命令をされると思っているらしい。
身構えるウンディーネに、俺は石のツルハシを手渡した。
「鉄を掘れ、ウンディーネ」
「はぁ〜~〜~!?!?!?」
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◇モンスター
・石ゴーレム
・ウンディーネ
○石のツルハシ -200G
◇残高 76G




