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ハラッパーの真ん中で 【第Ⅴ座】  作者: 三重野 創


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自作自薗

「自作自演は本来こういうことを言うんですわ」

 メシヤが自家菜園の手入れをしている。マッチポンプも似た言葉だが、自分の利益のためにわざと問題行動を起こす意味合いが強い。


「めし屋フジワラで使う大事な野菜たちだからね」

 草刈りで人生のなんたるかを知る。


「カラスたちに気をつけないト」

 遠くでレオンがくしゃみをした。


「半月ホーで草を取るより、万能まんのう(備中鍬)である程度耕してからのほうが効率いいな」

 一揆がいつ起こってもおかしくない政況である。


「サン電子のいっきは遊んだことあるよ」

 縦スクロールで蟹歩きのごんべが大暴れ。アトランチスの謎の青年冒険家・ウィンの師匠でもある。


「加持さんの心境よね」

 何かを作る、何かを育てるのはいいぞお。


「ブロックの際に生える草がやっかいだヨ」

 エリは普段獲物を狩っている。


「土の無い所なら除草剤でもいいんだけど、ねじり鎌も便利だよ」

 メシヤが手渡すと、エリが器用に除草した。


「理髪店でもそうだが、刈るときの音が小気味良いな」

 切れ味はすべての職種でかなめとなる。


「メシヤ、あたしたちにタダでこんなことさせるわけじゃないでしょうね?」

 まばゆい春の南風に、悪魔したくなる。


「鰆のレモンバターソースを仕込んであるよ」

 人の好意にはそれ相応の礼を尽くすのが、和心だ。





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