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ハラッパーの真ん中で 【第Ⅴ座】  作者: 三重野 創


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白いマットのジャングルに

「俺たちも武道やってるけど、総合格闘技は格闘技を総合しているようには見えないな」

 ミドル、口を慎みなさい。


「真剣勝負って、得てしてそういうものよ」

 あっという間に勝負が決してしまう。


「ノールールじゃ死人が出るぞ」

 第一のルール。ルールは無いと言うことだ。


「技は豊富に持っていると思うけど、決め技が限られてるのかな」

 柔道は試合で見られる技意外に、数多く存在する。


「堅苦しいのが嫌でこういう世界に飛び込んだハズなのに、型にハマっちまってるよな」 

 エンターテイメントとして捉えたときに、意外性は重要だ。


「タイガーマスクは強さとエレガンスを兼ね備えていたわね」

 技の総合百貨店だ。


「ああいうのを見ちゃうと、今の格闘技は物足りなくなるよなあ」

 ススムの身のこなしもタイガイだ。


「仇討ちじゃないんだから、ただ勝てばいいってわけじゃないよね」

「いや、勝ちは重要だ」

 不敗よりも必勝だ。


「どのスポーツでも格闘技でも、異種目からガンガン取り入れればいいんだよな」

 芸術や料理の世界とて同じである。


「それで上手くいくかは分からないけど、試してみる価値はあるわ」

 ウィルの研究も、中途でどんどん脱線する。


「ヒッショーの得意分野じゃん」

 確かにミドルの技は多彩だ。


「キョーコ、あんまりおだてちゃ駄目よ。ミドルはすぐ変なこと始めるんだから」

 変な王子さんなら、そこまで気味悪くないだろう。








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