表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハラッパーの真ん中で 【第Ⅴ座】  作者: 三重野 創


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/44

オオタニさんと太田胃散

「ついに結婚か~」

 スーパースターのホットニュースに、どこか残念そうなマリア。


(メシヤさまというものがありながら・・・)


「これで大谷がホームランをバカスカ打ってくれたら言うことないな」

 ピッチングの復帰も待ち遠しい。


「プロミネンス化に覚醒したんだよね。スーパー日本人だよ」

 どうにもならない窮地に追いやられると、ニホンジンの血が騒ぐ。


「極端なアッパースイングに変更したのもこの時だネ」

 ここからスターダムにのし上がった。


「どのような食事をしているのかも気になりますわ」

 なんでもかんでも口に入れていては、プロの躰は造れない。


「高タンパク低脂質が基本みたいだけど、一日の総カロリーは4500キロカロリーくらいあるらしいよ」

 見事な大食漢である。


「あたしも食べる方だけど、さすがに無制限ってわけにはいかないわ」

 どこに食べたものが消えるのか、マリアの胃袋は宇宙である。


「マリアさまのようなプロポーションになりたくて真似をしようとする人がいても、参考にならないですわ」

 活動量がまるで違う。


「食べると躰がすぐ熱くなるのよね」

 すぐ燃えて燃費の悪いほうが痩せやすい。


「少食で痩せようとすると、動きたくなくなるからな。身体に悪いぞ」

 これでは出不精だ。


「4500キロカロリーは流石に胸焼けを起こしちゃうヨ」

 エリが言うとジョークにしか聞こえない。


「僕は味見もあるし残り物も食べるから総カロリーはけっこう多いかなあ」

「お兄ちゃん、それもあってか胃腸に負担が掛かりすぎてるんです」


「それで太田胃散が常備してあるのね」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ