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ハラッパーの真ん中で 【第Ⅴ座】  作者: 三重野 創


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なんとか砲よりベルタ砲

「ペンは剣よりも強しとかそんな崇高なものじゃないな」

 ペンが人を殺してしまう。


「準繩さん、もうとっくに始まってるんですよ。戦争は」

 スクープは誰も救わない。


「この一年で多くの人間が死んだ。俺はあいつらの考えていることがこれっぽっちも分からん」

 続砲がやまないのは、許されているからだ。


「田仲のおんじの頃からなにも変わっていませんね」

 もし田仲総理が生きていたら、ここまで貧国にはならなかっただろう。


「こういう時に火事場泥棒が多発する。盗人にかける情けなどない」

 生活苦のためにやむを得ず、という話をしているのではなかった。


「ベルタ砲の最大射程は130kmほどでしたが、裁紅谷のベルタ・モーゼルなら桁がひとつ増えます」

 弱っているところへ追い打ちをかける輩には、裁きの雷がくだる。


「見えねえなあ。あんな女の子がねえ」

 ユダヤ人と一口に言っても、エリとレマは血統のユダヤ人である。


「メシヤもあの二人がそばにいたら安心ですよ」

 5000マイルを飛び越えて、迎えに来てくれた。


「そういや安曇、見たぞこの前」

 ミドルにつけ回されていたところを神籬に目撃されていたようだ。


「俺も間接的に知ってるんですが、あいつらは管轄外ですよ」

 破軍のヘルメシヤは白馬たちとは別組織である。


「アカーキーんとこの部隊だな。やつも本国に戻りたいだろうに」

 戦争真っ最中である。


「準繩さん、俺からもいいですか?」

 前髪に隠れて表情が読めない。


「御子息はいつまでああしておくつもりですか?」







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