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男の娘(成人済み)は小学生と暮らす  作者: リアン
4年生編
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#70 乱入者

「楓〜お風呂沸いたから結衣ちゃんと入ってきな〜」


夜ご飯を食べ終えて私たちがYouTubeを見ていると楓ちゃんのお母さんがお風呂に入るように言ってきた。そして私たちはお風呂に入る事になった。


「結衣ちゃん、早く入って続き見よ!」


「うん!」



「……でね、いつもは一人で入ってるから複数人で入るのは久しぶりなんだ〜。結衣ちゃんもいつもは一人で入ってるの?」


「うんん、いつもはお姉ちゃんと入ってるよ。あ、けどこの前はね従姉妹のお姉ちゃん達と……」


私たちがお風呂に入って少しして湯船に浸かってお喋りをしていると急にお風呂のドアが開いて楓ちゃんのお母さんが入ってきた。それにはすごくびっくりしたけどそれよりも楓ちゃんのお母さんの……お胸の大きさにびっくりした。服着てった時には普通だったけど脱いだら凄かった。確かにお母さんがこの大きさだったら楓ちゃんんも大きくなる、か。


「お母さん!?何で入ってきたの!?」


「え〜ダメなのぉ?」


いきなり入ってきたのを見て楓ちゃんは顔を真っ赤にしていた。それに対し楓ちゃんのお母さんの方は何とも無いような顔で湯船に入ろうとしてくる。


「ダメだよ!せっかく結衣ちゃんと二人きりになれたのに!」


「けど……()()()()()()()()()()()じゃない。楓が一人じゃ寂しいって言うから……」


……うん?いつも一緒入ってる?さっき楓ちゃんは一人で入ってるって……


「……楓ちゃん?」


私は楓ちゃんに疑いの視線を向ける。それを見た楓ちゃんは急いで視線を逸らしてお母さんの方を向いた。その顔は「余計なことは言わないでよ!」というか感じがする。


「ちょっお母さん!言わないでよ、恥ずかしいじゃん!」


「……?どうして?別にまだ小学生なんだから親と一緒に入ってても恥ずかしくないでしょ?ねぇ結衣ちゃん?」


「え……あ、はいそうですね」


「ほら〜」


私がそう言うと楓ちゃんのお母さんは楓ちゃんをひょいと持ち上げて自分が湯船に浸かると膝の上に楓ちゃんを抱き抱えたまま座らせた。楓ちゃんは恥ずかしそうにしながら顔を手で覆い隠していた。


「あら?楓またおっぱい大きくなった?今のブラじゃ少し小さいんじゃない?」


楓ちゃんのお母さんが楓ちゃんのお胸を触りながら言った。


「……お母さん、恥ずかしいからそういうの結衣ちゃんの前で言うのやめてよぉ」


楓ちゃんはすぐにでも消えそうなほどか細い声でお母さんに言っていた。が、お母さんはまったくわかっていなさそうで、「あら、どうして?女の子ならおっぱい大きい方が良いんじゃないの?」と聞き返していた。まったく、目の前にお胸が大きくならなくて悩んでる人がいるのに、そんな事を言うとは……


「結衣ちゃんもおっぱいは大きい方が良いわよね〜?」


「……はい!」


「そうでしょ〜?ほら結衣ちゃんだってそう言ってるわよ」


「うぅ……ここには私の味方はいないの……?」


楓ちゃんが少し涙目になってきていた。少し意地悪しすぎちゃったかな?


「ふ〜む……じゃあ明日結衣ちゃんと一緒に買いに行こっか!」


「「……へ?」」


私と楓ちゃんが楓ちゃんのお母さんからの言葉に驚いていると、そのまま言葉を続けた。


「だって、結衣ちゃんだってそろそろ欲しい年頃でしょ?それに葵さんに言いずらいだろうしね」


う〜ん、確かに最近はおっきい人(未空お姉ちゃんとか夢未お姉ちゃん)のせいで欲しくもなってたけどお姉ちゃんにそういう事を相談するのは……恥ずかしい。だからこれはチャンスなのかもしれないけど……


「せっかくだし結衣ちゃん行ってみようよ。私も結衣ちゃんと一緒に行ってみたいしさ」


「う〜ん楓ちゃんが言うなら……良いよ」


「ふふっ決まりね!それじゃあ明日の夜葵さんをびっくりさせましょうか!」


私がそう言うと楓ちゃんのお母さんは嬉しそうな顔をした。

ふぅ、そろそろあったまってきたから髪洗わないと。そう思って湯船を出ると楓ちゃんもお母さんから解放されて湯船から出てきた。


「楓ちゃん、どうしたの?」


「ふふふ、結衣ちゃん私が洗ってあげるよ!」


……どうしてみんな私の髪を洗おうとするんだろう、不思議だなぁ。


「なんか結衣ちゃんって……お世話してオーラあるよね〜」


お世話してオーラ!?何それ怖い。だから今まで会ったみんな髪とか洗おうとしてくれてたの?まぁ……もう慣れちゃったし、楓ちゃんがどれだけ上手か確かめてやろう!


「それじゃあお願いしよっかな〜」


「うん!」


そう言うと楓ちゃんは私の髪を洗い始めた。



「結衣ちゃんどうだった!」


少しして髪を洗い終わった楓ちゃんが聞いてきた。……う〜ん夢未お姉ちゃんが上手すぎて何とも言えない感じだった。これは……どう返事をすれば良いんだろう。


「……良かったよ!」


「ちょっとーなんか変な間があったんだけど」


「……キノセイダヨ」


そう、気のせいなのです、これは誰が何と言おうと気のせいなのです。異論は認めません。そして楓ちゃんのお母さんは微笑みながら私達のことを眺めている。さてと、髪も洗ったしあがろ〜っと、そろそろのぼせちゃいそうだしね。


それに明日は人生で初めてアレを買いに行くからね、ちょっと楽しみ!


「結衣ちゃん今日一緒に寝るよね?」


「うん!」


「えへへ〜やった〜!いっぱいお話ししようね!」


最後まで読んで頂きありがとうございます。


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