表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男の娘(成人済み)は小学生と暮らす  作者: リアン
4年生編
56/147

#54 

私が家に帰ってくると夢未お姉ちゃん達はお勉強をしてた。


「あっ結衣ちゃんおかえり、どうだった?」


私に気づいた夢未お姉ちゃんが駆け寄ってきて抱きついてきた。私も負けずにぎゅ〜ってしようとしたら……夢未お姉ちゃんのお胸に埋め込まれた。なんとか夢未お姉ちゃんのお胸から抜け出して


「楽しかったよ。お姉ちゃんの昔も知れたから」


「へー」


夢未お姉ちゃんから聞いてきたのにあんまり興味なさそう。なのに何で聞いてきたんだろう?


「ねぇねぇ早くご飯作ろ!おばあちゃん待ってるよ!」


あっ今日は夢未お姉ちゃんと一緒におばあちゃんと夜ご飯作るんだった!ふふふ、これでお姉ちゃんの好きな味付けとかを覚えてお姉ちゃんとの関係を……


「ほら結衣ちゃん行こ!」


「うん!」


私たちがおばあちゃんのところに行くとおばあちゃんはもうエプロン姿になって準備万端だった。おばあちゃんからエプロンとバンダナを貰うと夢未お姉ちゃんがバンダナをつけてくれた。


「わ〜!結衣ちゃんのエプロン姿も可愛い〜!ねっおばあちゃん!」


「ほんとね〜うちの娘にも見習って欲しいわ〜」


私のエプロン姿を見て夢未お姉ちゃんもおばあちゃんも可愛いって言ってくれた。お姉ちゃんはなんて言ってくれるかな?今すぐ見せに行きたいけど……我慢しなきゃ!


「それじゃあ始めましょうか!」


「「はい!」」



「あとは揚げるだけなんだけど……二人はまだ我慢ね。もう少しおっきくなったらやりましょうか」


あとは揚げるだけなのにおばあちゃんにダメと言われてしまった。


「え〜私はできるよ〜!」


「結衣も!」


「ダ〜メ、中学生になってからね」


夢未お姉ちゃんは残念そうにしながらコンロの前から離れた。私もお姉ちゃんと一緒に離れるとおばあちゃんが「良い子ね」と言いながら頭を撫でてくれた。


「それじゃああとはおばあちゃんがやっておくから、二人は手を洗ってあっちに行ってな」


「「は〜い」」


リビングに戻るとお姉ちゃんと未空お姉ちゃん達が何かを作っていた。


「お姉ちゃん何作ってるの?」


私がお姉ちゃんに声をかけると


「今ね〜しめ縄を作ってるの〜って結衣可愛いね〜おばあちゃんにやってもらったの?」


「えっとね夢未お姉ちゃんにやってもらったの!」


「そうか、良かったな」


「うん!」


やった!可愛いって言ってくれた!これからもずっとこの格好でいようかな〜そしたらお姉ちゃんずっと可愛いって言ってくれるかな?


「でも、もうご飯は作り終わったんだから脱いだ方がいいんじゃない?」


「え〜」


私があからさまに嫌な感じの返事をするとお姉ちゃんは少し笑って


「お姉ちゃんはさっきの服の方が可愛いと思ったんだけどな〜また見たいな〜」


って言った。

だったら脱いだほうがいいよね!だってお姉ちゃんが可愛いって思ってくれる服装にした方が……えへへ〜


「お姉ちゃんがそこまで言うなら着替えてくるね!」


「うん、待ってるよ」


そして私は急いで着替えに行った。

着替えて戻るとお姉ちゃんがさっき作ってたしめ縄を見せてくれた。しめ縄は神棚とか玄関に飾るもので、悪霊とかの悪いものを家に入れないようにするのと神様を迎えるために作って飾るらしい。


「結衣も作ってみる?」


一通り説明し終えたお姉ちゃんが残っているしめ縄の元?を見せながら聞いてくる。


「結衣でも作れるの?」


「うん!結衣よりちっちゃい子も簡単に作ってたから大丈夫だよ。それに夢未ちゃんとか未空ちゃんもちっちゃい頃作ってたもんね」


お姉ちゃんはそう言いながらお姉ちゃん達の方を見る。


「うん!ねぇ、結衣ちゃんも作ってみよ!手先が不器用なお姉ちゃんだって作れるんだもん結衣ちゃんは簡単に作れるよ!」


「じゃあ結衣もやってみたい!」


「よし、みんなで作るか!じゃあ結衣は見やすいところに来て」


お姉ちゃんにそう言われて私は当然のようにお姉ちゃんの膝の上に座る。


「結衣〜?結衣がそこに座るとお姉ちゃん見えないんだけど〜」


「やっ!ここが良いの!」


「結衣ちゃん、お姉ちゃんのお膝空いてるよ?」


「だって、結衣。夢未お姉ちゃんの方に行ってきたら?」


お姉ちゃんがそう言うと夢未お姉ちゃんはニコッと笑いながらお膝をポンポンとする。けど夢未お姉ちゃんには悪いけど……絶対にお姉ちゃんからは離れないもんね!


「や!お姉ちゃんが良い!」


「え〜結衣ちゃ〜ん」


「じゃあじゃあ、未空お姉ちゃんのお膝は?夢未なんかより広くて座り心地いいよ!」


私がお姉ちゃんにぎゅっとしながらそう言うと夢未お姉ちゃんはがっくりと肩を落としちゃった、そしてそれを見た未空お姉ちゃんが勝ち誇った顔をしながら今度は自分のお膝をすすめてきた。

もうっ!今日はお姉ちゃんのところにしかいないって言ってるのに!


「今日はどんな時もお姉ちゃんから絶対離れないもん!」


私がそう言うとお姉ちゃんが驚いたような顔をする。


「え……どんな時も?」


「うん!」


「ご飯の時も?」


「うん!」


「お風呂の時も?」


「うん!」


どんな時でもず〜っとお膝の上にいるもんね!


「……トイレの時も?」


「………う、うん!」


「無理しなくて良いからね!?」


最後まで読んで頂きありがとうございます。


いいね、ブックマークをしてくれると嬉しいです。コメントなどもお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ