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男の娘(成人済み)は小学生と暮らす  作者: リアン
5年生編
134/147

#131 甘える?結衣

イチャイチャが……………足りない

「お姉ちゃん!!」


「はい………」


目の前にはほっぺたを赤くして膨らませている結衣が仁王立ちをしている。

あぁ、ついさっき甘えさせてあげるって言ったのに私が奈那ちゃんに浮気?してるせいか結衣がめっちゃ怒ってる。


「撫でて!」


そう言うと結衣はしゃがみ込んで頭をこっちに突き出してきた。

言われた通り結衣の頭を撫でるとゴロゴロと聞こえてきそうなくらい嬉しそうな顔になっていて頭を手に押し付けてくる。


「えへへ〜」


「お姉ちゃんだけずるい!奈那も撫でて!」


そしてその場面を見ていた奈那ちゃんも何故か撫でてと言って腕を掴んできた。そして何も考えずに奈那ちゃんの頭も撫でようと手を動かそうとした瞬間


「メッ!」


「いったぁ!?」


結衣から全力で腕を叩かれて弾かれてしまった。

え?まじで痛いんだけど?なんで?なんで今叩かれたの?


「お姉ちゃんうわきはメッ!だよ!」


「浮気って…………撫でてあげるだけだよ?」


「ダメなの!今日は結衣以外に触っちゃダメだからね!!」


「えぇ〜」


「あらあら、楽しそうね〜」


騒ぎを聞きつけたしーちゃんがキッチンから戻ってきた。そしてしーちゃんは私達を見るなり顔を綻ばせるなり私の方を見て「任せて!」と言わんばかりの表情を浮かばせると


「奈那ちゃ〜ん、お姉ちゃんはママに甘えたい気分らしいから先にお風呂入ってこよっか〜」


そう言って奈那ちゃんを抱き抱えてお風呂に向かって行った。


う〜ん、これは良かったのか?


「えへへ〜2人っきりだね!」


邪魔な2人がいなくなった事で結衣は満面の笑みを浮かべていた。


「ねぇ結衣、さっきのはどういう意味なの?」


「どういう意味って…………うわきの事?」


「うん」


「…………お姉ちゃん、お買い物の時にいくらでも甘えていいって言ったのに、すぐに奈那ちゃんのことを甘やかすんだもん」


それはごめん…………


「だから……………今日はぜ〜ったいに離さないからね!」


そう言うと結衣はぎゅ〜っと抱きついてきた。


「はぁ…………私が言い始めた事だからね。何して欲しい?」


「えっとね〜…………抱っこして欲しい!」


「はいよ〜…………ほっ」


結衣の両脇に手を入れて一気に抱き上げる。

大きくなったなぁ、前までは軽々抱っこできたのに最近は結構力入れないとキツくなってきた。それだけ結衣も成長してるのかな、それとも単純に私の筋力が落ちたのか………………両方なのを願おう。


「お姉ちゃん力持ちだね!」


「ん〜?結衣が軽いからじゃないかなぁ♪」


「ちゃ、ちゃんとおっきくなってるのもん……………」


「ふふっ結衣はまだまだ子供だからちっちゃくて良いんだよ〜」


「む〜結衣は早く大人になりたいのに〜」


「なんで早く大人になりたいの?」


「…………」


あれれ?可愛いお顔が真っ赤になっちゃってるなぁ〜。

ふふっ理由はなんとなくわかってるけど、聞きたくなっちゃうのが人間だよね〜。それが好きな相手だったら尚更だよね。


「お、お姉ちゃんと……………」


「お姉ちゃんと?」


「こ、コイビトになりたいから……………」


「ふふっあと1年は待とうね〜」


流石に小学生と付き合う訳にはいかないしね、小学校を卒業したら……………考えてあげても良いかな。その時までに結衣に好きな人が出来てなかったら……………


「お姉ちゃん、キスして………」


「…………ほっぺたとおでこどっちがいいかな?」


「お口はダメ……………なの?」


うっ…………そんな物欲しそうな顔で言われたら口にしたくなっちゃうじゃん。けど口にやったらそれ以上の事までしたくなっちゃうし、そうなったら…………………我慢しなきゃ。


「ダ〜メ、もう少し大人になってからね」


「む〜お姉ちゃんなんでもしてくれるって言ったのに…………」


「ダメなものはダメなの、ごめんね」


「む〜」


拗ねちゃってほっぺた膨らませてる、可愛いなぁ、目も涙ぐんじゃって。


「ほらほら、泣かないの〜お姉ちゃんでしょ?」


「お姉ちゃんの前じゃ赤ちゃんだもん……………」


「あれ?早く大人になりたかったんじゃないのかな♪」


ニヤニヤしながら結衣の方を見る。


「お姉ちゃんのいじわる……………」


「さっ、しーちゃん達が出たら久しぶりにお風呂一緒に入ろっか♪」

最後まで読んで頂きありがとうございます。


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