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男の娘(成人済み)は小学生と暮らす  作者: リアン
5年生編
124/147

#121 筋肉痛のお姉ちゃんと………

「お姉ちゃん、今度こそ安静にしててよ!」


「はぁーい」


全身筋肉痛になってベッドに横たわるお姉ちゃんに今度こそ釘を刺す。さっきは勝手に手錠を壊しちゃうし、私に黙ってトイレに行こうとするし…………もっと頼ってくれても良いのに。


お姉ちゃんが筋肉痛で動けなくなっちゃったから今日だけは私がお姉ちゃんの代わりにいつもお姉ちゃんがやってる事をするの!こういう時にしかお部屋の掃除とかお姉ちゃん全然させてくれないし、いつもは「お姉ちゃんがやっておくから結衣はやりたい事やってな!」って言ってお手伝いもさせてくれない。


「ふふっ頑張らないと!」


自分に喝を入れて途中だったリビングのお掃除に取り掛かる。

最初は掃除機で大きいゴミとかを吸い取るんだけど、リビングにはお掃除ロボットでいつもゴミを取ってもらってるからリビングは最初っからクイック◯ワイパーで床を拭く。


他にも観葉植物にお水をあげたりテレビの後ろ側のロボットじゃ届かないところの埃を取ったりとかやらなきゃいけない事はいっぱいある。


〈ピピピッ!〉


観葉植物に水をあげているとポケットに入れておいたスマホが鳴った。このスマホが鳴ったっていう事は…………


「お姉ちゃん、どうしたの?」


「あ〜いや、たいした用はないんだけど…………結衣大丈夫かなって」


「もうっ大丈夫だって!もう5年生なんだよ?お掃除くらいは出来るって!」


「そうだけどさぁ〜心配なんだよ?」


「もー大丈夫!お姉ちゃんは気にしないで寝てて!」


「ちょっと待……」


〈ピッ〉


心配性なお姉ちゃんを無視して電話を切る。

心配してくれるのは嬉しいけど、お姉ちゃんは心配性すぎるのがなぁ。いやそれ程大切に思ってくれてるのはほんとに嬉しいけどね?けど、ちょっとは任せてほしい。


「そういえば、お昼ご飯どうしよう。何かあったかな?」


ふと時計を見ると12時を指していた。

もうこんな時間になってたのか。あとちょっとでリビングのお掃除も終わるからそれだけ終わらせちゃってお昼ご飯の用意しないと。


〜〜10分後〜〜


観葉植物にも水をあげて、テレビの裏の掃除も終わらせてリビングのお掃除を終わらせた。

次はお昼ご飯の用意をしなきゃ!


お昼ご飯を作るために冷蔵庫の中を見ると


「何も無い…………」


冷蔵庫の中はほとんど空っぽで入ってたのは私用に買ってくれたブドウジュースとデザートに使う材料、それと調味料。


こういう時ってお買い物行った方が良いのかな、けどお姉ちゃんは動けないし……………とりあえずお姉ちゃんに聞きに行った方がいいよね。


そしてお姉ちゃんの部屋に入った。


「あら、どうしたの?」


部屋に入るとお姉ちゃんベッドの上でスマホで動画を見ていた。


「お昼ご飯ってどうすれば良い?冷蔵庫なにも入ってなかったんだけど」


「あーそういえばこの前使い切っちゃったからなぁ。う〜ん……………」


しばらく悩むそぶりを見せたお姉ちゃんは何か思いついたのかスマホを操作し始めた。そして、操作し終えたスマホの画面をこっちに向けてきた。


「結衣、お昼ご飯は出前にしてみよっか!」


「で、出前?」


お姉ちゃんのスマホの画面には有名なピザのチェーン店のホームページが映っていた。そういえば出前って頼んだ時がない…………けど、この前聞いたんだけど出前って高いんじゃなかったっけ?


「そうそう、この前CMで美味しそうなのあって食べてみたいな〜って思ってたの。どうかな?」


「ん〜結衣はそれで良いけど…………」


「けど……なに?」


「お金って大丈夫なの?」


私が心配してる事を聞くとお姉ちゃんは最初は「何言ってるのかしらこの子」みたいな顔をしてたけど少ししていつもの優しい笑顔に戻って


「ふふっ心配してくれてありがとね。けど大丈夫、これでもそこら辺の人よりも大量に稼いでるからね!」


そう言ってお姉ちゃんは私の頭に手を乗せて撫でてくる。お姉ちゃんの温かくて優しい手のせいで少し眠くなってくる。


「じゃあ食べたいの決まったら教えてね」


「わかった!」


お姉ちゃんからスマホを受け取ってどんなのがあるのか調べる。

ピザにはたくさんの味があって例えば照り焼きチキンだったり、エビマヨだったりとにかく沢山の種類があった。他にもサイドメニューとかピザのサイズとか決める物がたくさんで時間がかかった。


「結衣〜決まった〜?」


「うん!これと…………」


お姉ちゃんに食べるのを伝えるとお姉ちゃんはさっそく電話し始めた。


「楽しみだね♪」


「うん!」


「あっそうそう、これ代金ね」


そう言うとお姉ちゃんは今回頼んだ分のお金を渡してきた。


〜〜30分後〜〜


「結衣〜ちゃんと手洗ってきた〜?」


「洗ってきたよ!」


今はお姉ちゃんおの部屋で2枚のピザを囲んで座っている。


「「いただきます!」」


少し遅めのお昼ご飯を食べ始めた。お姉ちゃんはイカとかを使った海鮮系のピザ、私はテリヤキチキンのピザを頼んだ。それぞれを1番小さいサイズで頼んだから二人でシェアしながら食べる事ができる。


「どう、美味しい?」


「うん!」


他にもサイドメニューのポテトとか唐揚げも頼んだからテーブルの上はパーティー状態になっていた。


◇ ◇ ◇


お昼ご飯も食べ終え…………遂に待ち望んだ夜になった!!

なんで私がこんなにも待ち望んでたかって?それは…………


「お姉ちゃんお風呂入ろ!」


「…………」


お姉ちゃんと一緒にお風呂に入る事が出来るから!

最近はあんまり一緒に入る機会も無くなってきたし、お姉ちゃんに誘っても「もうそろそろ一人で入りなさい!」って言って入ってくれない。


けど…………今は違う、今はお姉ちゃんは筋肉痛(特に足)で一人でお風呂に入るのは凄く危ない…………はず。だとしたら私が一緒に入らないといけない!





……………という事でお姉ちゃんと一緒にお風呂に入る事が出来た!!


「シャワー浴びたくなったら言ってね!」


「う、うん……………ところで結衣さん、なんでそんなにウッキウキなのかな?」


お姉ちゃんが困惑した声で聞いてくる。

私はお姉ちゃんと一緒に入れた事と、楽しみにしてる事があってさっきからずっとソワソワしている。


「えへへ〜ヒミツ!」


「…………絶対碌な事考えてない……………」


「何か言った?」


「イエ…………」


お姉ちゃんがなんか言ってたような気がしたけど…………早くそのタイミングになんないかなぁ〜


しばらくして………


「結衣、そろそろシャワーお願いして良い?」


「うん!」


ついにその時が来た!!

私は待ってましたと言わんばかりにシャンプー、ボディソープ、トリートメントを用意する。そして…………


「ちょっ結衣!?何その顔………いや、ちょっ、いやぁあああああーーーーー!!!!!」


〜〜1時間後〜〜


「お姉ちゃん大丈夫?」


「結衣…………お姉ちゃん筋肉痛悪くなっちゃう」


お風呂から上がったお姉ちゃんはベッドで横になっている。

そんなに私のマッサージが良かったのかな♪


「お姉ちゃん、結衣のマッサージどうだった?」


「凄かった、うん、凄かったよ(色んな意味で)」


「えへへ〜よかった♪」


お姉ちゃんはそう言うとボフンと自分の顔を枕に埋めた。私のマッサージが気持ち良すぎて眠くなっちゃったのかな?


「おやすみなさい、お姉ちゃん♪」


そう言って私はお姉ちゃんの部屋から出た。

え?どんなマッサージをしたかって?


ナイショ!


最後まで読んで頂きありがとうございます。


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