表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

東京見返り美人

作者: keisei1

見返り美人な女の世間は飛車角よ

彼女が嫌った世渡り上手な男は言語道断


東京ブランド廃れて 幾歳月か

「浪漫」の香水を振りかけても 税理士は喋らず


兜町の気分は最悪で トレーダーはとこで絶頂を味わって

売春宿から出た男は 財布を捨てて 吉祥寺の近くで首つりしてるのさ



大正ロマンの香りがする文豪さんは

仁義を切って 口にするのは「お控えなすって」


東京では愛情も高望みで 天守閣なみ

「出羽桜」が熱くする喉元がこの世の中心な そのやるせなさよ


賭博打ちの男と結婚したいね 国家公務員の男とも褥に酔って

行く先々では接待続きで 体は焼け野原でも 首吊りはしないさ



目頭は熱いし充血して 青あざはDVの名残で

銀座で撃たれたのは ペテン師紛いの社長さんよ


連絡途絶えた地下アイドルのポシェットは

安物でつぎはぎだらけの少女趣味で

東京見返り美人は彼女を嘲笑っているけど

同じ穴のムジナだから 首吊りだけはしないのさ


「官能」という名前の雑記帳には

淫らでエロティックな妄想だらけで

愛想笑いが尽きた破戒僧が ジュエルを贈って懺悔してらぁ

だけど東京見返り美人な彼女はうそぶいてる


首吊りだけはしないって

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ