表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雷撃(らいげき)の冒険者  作者: シュウさん
56/71

他国にて・・・

ビシバーシの街の入り口で通行許可証を見せたら、

普通に通して貰えたので、

そのまま、領主の城へと向かった。


城の門番さんに、

国境と同じようにエルザさんから貰った指輪を見せて、

領主様に確認して貰うと、応接室のような部屋へと通された。


お茶とお菓子を出してくれたので、

それを食べながら待っていると、

タタタタと足早に部屋へ近づいて来る足音が聞こえると、

ノックも無しに扉がバン!と開いた。


「ルクアとフローラが来たってホントか!?」


大柄な女性が部屋に入って来た。


(彼女がエルザさんなのか!?

やばい・・・ワープゲートの時の全裸ポージング女子だぞ、

もしかすると、あの時に顔を見られた恐れがあるな・・・

それにしても、獣人領のゲートは、ここの城に繋がっていたのか、

たぶん、ただの鏡と思われて、

王家から下賜かしされたとかだろうな・・・)


「エルザ、久しぶりね。」

「御無沙汰しておりますわ。」


「お前たち、今この国が、どんな状況か知ってるだろ!

とくにルクアは、ここに居てはいけない身分じゃないか。」


「もちろん、知っていますよ、だからこそ来たのだから。」


「アルビナ王は、ご存じなのか?」


「ええ、もしもの際は、

ただの冒険者として処理して下さいと、言ってきました。」


「そうか本気なんだな。」


「ええ、私もフローラも、あなたの力になりたいのよ。」


「2人とも、ありがとう。

正直、味方に優秀な冒険者が加わるのは助かるよ。」


「どういたしましてですわ。」


「そう言えば、フローラはS級に上がったんだってな。」


「そうですわ。

と言ってもパーティー仲間に恵まれたからですわ。」


「パーティー仲間と言えば、さっきから気になっていたんだが、

そこで右手で両目尻を下げて、左手の人差し指で鼻を上げている人物が、

パーティー仲間なのか?」


「ええ、何の意味があるのかは、さっぱり分かりませんが、

リーダーのライさまですわ。」


「ろうも、ライでふ。」


「ライ殿と申されるのか、

ライ殿、それでは話しづらいのでは無いのか?」


「らいろうぶでふ。」


「ちょっと!

ライ、失礼でしょ!」

リーナが馬鹿力ばかぢからで俺の手を引っ張った。


「お、おい、こらリーナ止めろ。」

俺の手は顔から放されてしまった。


「ライ殿、どこかでお会いした事が無いか?」


「いえ、初対面です!」


「そうか、ライ殿がそう言うなら、そうなんだな。」


(良かった・・・どうやらエルザさんは脳筋タイプのようだ。)


「あと、リーナとパサラが仲間ですわ。」


「よろしく!エルザさん。」

「うん。」


「そうか!2人ともよろしくな!」


「ライさまは、ロックマイマイやメタルドラゴンを倒しましたのよ。」


「何!?それ程の腕前なのか!

今回の問題が解決したら、

是非お手合わせ願いたいものだな。」


「エルザは相変わらずね。」


「ザドス王が病に倒れたと伺いましたが、容体はいかがですの?」


「ああ、ナントナーク病とか言う、やっかいな病気らしい。」


「やっぱり。」


「やっぱりとは?」


「アルビナ国王も、

同じ病気になって命を落とすところだったのですわ。」


「偶然じゃありえないな・・・」


「そうね、2つの国の王が立て続けになんて考えられません。」


「それでアルビナ国王は、大丈夫だったのか?」


「ええ、ライたちのお蔭で『龍の涙』が手に入ったから、

今は元気になったの。」


「『龍の涙』は、まだありますからお分けできますよ。」


「おお!それは助かる。

父の場合、命に別状は無いようだが、

体が思うように動かなくて、今回の反乱を許してしまったんだ。」


「アルビナ王ですら、命を落とすところだったのに、

ザドス王の体力は凄いですね。」


「ああ、娘として20年付き合っているが、

病気になったのは初めて見たからな。」


「そりゃ凄いですね。」



「似てる。」

「ホント!?」


「どうしたんだリーナ?」


「うん、パサラちゃんがナントナーク病を知らないって言うから、

どんな病気か教えてあげたんだけど、

魔族領で、そっくりな病気があったんだって。」


「なんだって!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ