表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雷撃(らいげき)の冒険者  作者: シュウさん
27/71

旅にて・・・

ロックマイマイの討伐に対する、

お褒めの言葉と、かなりの金額の報奨金を頂いたので、

領主さまに、お礼を言ってから帰ろうとしたライたちに、

領主が話しかけた。


「ロックマイマイに関する事柄は以上なんだが、

私からの新たな仕事の依頼の、話を聞いて貰えないだろうか?」


「どの様な仕事でしょうか?」


「じつは、急遽きゅうきょ

王都まで行かなくてはならなくなったんだが、

事情があって、実力がある冒険者の同行が必要なのだ、

今回、ちょうどライたちとの縁が出来たので、

依頼しようと考えてな。」


「そうですか、俺は良いのですが・・・」

と言ってから、フローラたちを見ると。


わたくしは、

久しぶりに王都で暮らす友人に会いたいので、よろしいですわ。」

「アタイも、一度、王都の武器屋を見てみたかったから良いよ。」


「との事なんで、依頼をお受け致します。」


「おお、助かるぞ!

出発は、3日後の朝になるので城まで来る様にしてくれ。

使いの者に、ギルドにクエストを依頼して置くように言いつけるので、

後で顔を出して登録しておいてくれ。」


「分かりました。」


それから俺たちは城を後にして、

旅に必要なものを、

ベテランのフローラに聞きながらそろえて周り、

ひと通り、必要と思われる物は揃った様なので、

ギルドに登録に行く前に、宿の食堂で一休みする事にした。


「フローラは、しばらく王都に居たんだよな?」


「ええ、そうですわ、

ある理由によって神と呼ばれる女性と、

世界に3人しか居ないS級冒険者の女性と、

3人でパーティーを組んでおりましたわ。」


「へ~、S級って、やっぱり凄かった?」


「ええ、ライさまたちに分かりやすく説明しますと、

S級ともなれば、先日のロックマイマイを一人で倒せますわ。」


「あれを、一人でか!」

「やっぱ、凄いね~。

でも、フローラはA級なんだから、その内に成れるんじゃ無いの?」


「いいえ、A級とS級の間には大きな差がありますわ、

わたくしは、自分の実力を把握してますから、

今後もS級には、手が届かないと分かりますの。」


「フローラでも成れないのか・・・」


「ええ、でもライさまなら、経験を積めばS級に成れると思いますわ。

ライさまには、彼女と通ずる物を感じますので。」


「そうか、じゃあS級冒険者を目指して頑張るかな。」


「そうよ、アタイも協力するよ!」

わたくしも、今までの経験で教えられる事は、

ライさまに、お伝えしますわ。」


ギルドでクエストの登録を済ませて、

3日後の朝に領主の城を訪ねた。


城の入り口には、何台も馬車が停まっていて、

領兵りょうへい(領主お抱えの兵士)たちが、

慌ただしく準備を進めていた。


「なあ、フローラ、空の馬車が1台あるみたいだけど何かな?」


「さあ?途中の街で、

王都への、お土産でも購入されるんじゃないかしら。」


「なるほど。」


「おお、ライ、フローラ、リーナよ、来ておったか。」


「おはようございます。領主さま。

本日より、お願いします。」

「おはようございますですわ。」

「おはよう領主さま!」


「うむ、3人とも頼むぞ。」


馬車で移動する間は、ライが御者と共に御者台へ座って、

気配察知で周囲に気を配るようにして、

フローラとリーナは、領主の馬車に乗り込んでの護衛となった。


タナーカの街から王都までは、

馬車で1週間の旅路となるが、馬車での旅が初めてのライは、

見る事、聞く事初めてばかりで新鮮だった。


5日目までは、大した問題も無く、

時折、現れる魔獣も領兵たちが容易く片付けていた。


状況に変化があったのは、6日目の午後だった。


山道を進む馬車隊が、

山間の森に近づいた時に、ライが声を上げた。


「みんな!停まってくれ!」


馬車隊が停止すると、馬車から領主が顔を出してライに尋ねる。

「ライどうしたのだ?」


「ここから、少し進んだ場所で、

大勢の者が、待ち伏せている気配があります。

このまま、皆で進んで混戦になると、

思わぬ危険を呼び込む恐れがありますので、

リーナを護衛に残しますから、

領主さま達には、こちらで待機していただく事にして、

俺とフローラで制圧に向かいたいのですが、いかがですか?」


「やはり、来おったか!

ライの立てた作戦で構わぬが、

話を聞き出したいので、何人か生かして捕えてくれぬか?」


「了解しました。

リーナ、領主さまを頼むぞ。

行くぞ!フローラ。」


「アイヨ!」

「分かりましたわ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ