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雷撃(らいげき)の冒険者  作者: シュウさん
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地球にて・・・

俺の名前は、とどろき 雷蔵らいぞう29歳のナイスガイだ。


俺は、子供の頃から、高校を卒業するまで、

ガリガリの体格をした、ひ弱な自分が嫌いだった。


しかし、大学受験の勉強中に、息抜きで見た雑誌の広告で、

俺の人生は変わったんだ、

その広告には、『ひ弱だった僕も、このマッスル2000できたえたら、

筋肉モリモリになって、女の子にもモテモテさ。』という物だった。


俺は、この広告を見たとたん、「これだ!!」と叫んだね、

すぐさま購入して、プロテインを主食として、

2代目のマッスルGT、3代目のマッスルGTRを使った頃には、

胸筋が膨れ上がり、腹筋は割れて、腕の筋肉は女性のウエスト程の太さになっていた。


何故か、モテモテになるはずの女性たちからは、

キモイから近寄らないでと言われる様になったが、

俺には、愛するキレキレの筋肉たちが居るから無問題もーまんたいだ!!


今日も、今日とて日課にっかのジョギングをしているところだ、

天気が悪く、夕立の激しい雨に打たれているが、

俺の鋼の筋肉には心地いいシャワーに感じられるほどだ。


その時、カカッ!!という轟音ごうおんと共に、

視界が真っ白に染まり、体にスゴイ衝撃しょうげきが走った。


道路に倒れこんだ俺は、焼け焦げて動かない自分の手や、

所々が溶けて穴が開いているトレーニングウェアを見て、

どうやら、雷に打たれたらしいと推測すいそくした。


薄れゆく意識の中で、もしも生まれ変われるならば、

雷にも負けない筋肉が欲しいと神に頼みつつ、

俺の短かった生涯しょうがいは終わりを告げた。





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