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短編・詩 全般

limit

作者: 些稚 絃羽

騙し誤魔化しはぐらかしたって

私は私のままね

変えたくても変わらないのね



流れ星を見つけたって

願い事1回すらも言えない

見つけた時の高揚感と

消えた時の喪失感

失う気持ちの方が大きい気がするわ

特別な何かが得られる訳ではない事

分かってはいるけれど

願うだけなら制限(リミット)はないでしょう?



偽り欺き不透明にしたって

私は私のままね

隠したくても隠れないのね



冷たい海を泳いでみたって

何も洗い流してはくれない

目の前に見た壮大感と

背中で感じる圧迫感

要らない荷物が増えただけな気がするわ

特別な何かになれる訳ではない事

分かってはいるけれど

信じるだけなら上限(リミット)はないでしょう?



どうやったって私のままなら

それはそうとして愛してゆくわ

特別なものは1つとしてない事

分かってはいるけれど

求めた先に限界(リミット)さえもないでしょう?


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