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THE LAST STORY>RELOAD< 最終話 ②

最終章 この汚れた世界に愛を注いで。の章が何故か二つ並んでしまった為

再編しなおして、アップしなおしました。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



挿絵(By みてみん)



THE LAST STORY>RELOAD<


最終話 この汚れた世界に愛を注いで。②





地上は派遣軍主力と祖国統一義勇軍に任せ

今日中にキムウンジョンを捕縛し何がなんでも降伏文書に署名させ北韓軍の残存部隊に投降降伏をさせなければならない。



平壌市内で敵が飛び出してきた入り口を発見し、水澤達はそこから地下へと侵入し警戒しながら地下奥深くに張り巡らされた迷路のような地下道を進んで行く



おそらくキムウンジョンは地下要塞の奥深くの区画に潜んでいるはずだと思い

米国の情報を元に現在地と、この地下要塞の奥深くの区画の位置をGPSと照らしあわせて確認しながら

キムウンジョンが居るであろう区画に近づいて行く



その途中で何人かの敵兵に遭遇し銃撃戦になったが水澤らは無傷なまま進み続けている時だった。




「至急、黒装部隊は地上に戻れ!!」と佐脇隊長補佐からの連絡


「何があった?」


「キムウンジョンらしき人物が脱出し北上し始めたと司令部より連絡が来た!黒装部隊は地上に戻って追跡を」


「了解した。」


『念のためだ、残りの爆薬を仕掛け地上に戻って爆破しキムウンジョンを追尾捕捉する!』


『了解!!』


即戦速攻をかけてピョンヤンを爆撃し出入口のほとんどを潰し

地下に入ったというのに糞要塞の出口は情報以外にもあちこちに存在してやがる


『セット完了!!』



『急いで糞野郎を追うぞ!』



『了解!!』



水澤達は来た道を戻り地上に上がり特殊戦闘装甲車に乗りこみ

最大速度でキムウンジョンを捕らえる為に追う



ーーキムウンジョン捕縛へ向けてーー





水澤達より先にナイトホークが北上し中朝国境へと向かって爆走する北韓軍の軍用装甲車を発見し


位置を報告


これ以上の北上を防ぐ為、ナイトホークのドアガンで掃射しキムウンジョンが乗っているであろう車列の先頭車両のボンネットに狙いを定めエンジンを撃ち抜く


狭い一本道で先頭車輪が急に停止した為に、スピードを出していた各車両は玉突き事故を起こし次々と味方の車両に衝突、ぶつかった衝撃で空に回転しながら飛ぶ車両や横転する車両


そして、横転した車両から這い出してくる者をナイトホークで射撃し逃げ場を塞ぐ


玉突き事故が起きてから間もなく水澤達の特殊戦闘装甲車が現場に到着し


ナイトホークがホバリングしながら地上付近まで降りて来る





川中が銃を構えオートサーチにスイッチし熱源探知を開始


車両を一台、一台とサーチし横転した車の中に人の体温の反応を確認し


横転した車を指さし『あの車、怪しいッスよ。』と言い


水澤達は川中の指差した車に近づいて行く


『おい!キムウンジョン出て来い!』


自身の名前を呼ばれキムウンジョンは横転した車の中に隠れ水澤達が去るのを祈るように震えながら待っていたが無駄だった。


水澤達は横転した車の天井が下になるように押し倒し


その衝撃で車の天井に頭からぶつかり『ヒッ!』っと声を上げ身を丸めるキムウンジョンを水澤は榊と三上に車から引きずり出させ


そのれを見たナイトホークの搭乗員は「黒装部隊によりキムウンジョンを捕獲を完了」と派遣軍、祖国統一義勇軍へと報告




キムウンジョンは震えながら命乞いを始める


『日本語わかるだろ?日本語で言ってみろ!糞野郎!!』と榊がドスの効いた声で脅す


自分は影武者で本物は既に中国に逃げた。と言い


『そうか、本物なら捕縛して生かすとこだが偽物には用はない死ね!』と水澤は言って抜刀する。


すると今度は


ま...待ってくれ!自分がキムウンジョン本人だ

ほら、ほら、といい北韓の身分証明証を水澤らに見せる


『本物から渡されただけだろ?とりあえず死ね偽物!』と言い森村が銃口をキムウンジョンの頭にあてる


本当に自分がキムウンジョン本人だ!頼むから信じてくれ!


『最初に嘘ついておいて、信じるとでも思ってんのかよ!!』と黒木が言い銃な着剣してキムウンジョンに向ける


本当なんだ信じてくれ!


三上は『ああ、そうかい!』と言い蹴りとばす



三上に蹴られもがき苦しむキムウンジョンの背中を沢田は片足で踏みつけ


『北の大将さんよ?みっともねぇ真似してんじゃねぇよ!』


ぐりぐりと背中を踏みつける


『お前が本当に本物なら聞きたいことは、ひとつだけだ。お前は何故?こんな戦争を始めやがった!!』と今まで出したことのない声色で川中が怒鳴り付ける


チョッパリの..知る必要の..ないこと..だが、、、



『だがなんだ?』と水澤が聞くと


キムウンジョンは不敵な笑みを浮かべ開き直ったように


お前達の祖国は再び地獄の業火に焼かれることになるだろう


『まだ核の脅しが効くと思ってんのかよ!!糞野郎が!!』と榊が怒鳴る



お前達が押した、お前が壊した..全てお前達のせいだ。



『あ?わけわからねぇことぬかしてんじゃねぇよ!』と沢田が言い



俺達が押し壊した...というフレーズに水澤は嫌な予感が走り


『おい!キムウンジョン!ミサイルの発射場所を言え!!』



もう遅い..カウントダウンは始まっている



ハハハハハハッ自分達で自分達の同胞を殺す間抜けなチョッパリ共め


こいつわざと時間稼ぎしてやがったなと水澤は思い



「水澤より15中隊通信隊、城咲へ」


「こちら城咲です。キムウンジョン捕縛おめで...」


「めでたくねぇよ!それよりDシスのサーチでミサイル発射の兆候のある地域を特定できるか?」

水澤の言葉に緊急性を感じ取った城咲は「発射準備してるなら、その固有な電波がそこから発されてると思います!直ぐ調べますので、少しお待ちください!」

城咲は最大電波を飛ばし、その電波に干渉し跳ね返る波を探す


『見つけた!!』


「城咲より水澤少尉へ、敵ミサイル部隊の場所を特定、少尉の居る場所から、そんなに遠くはありません」


城咲は水澤に場所を伝え、水澤は榊達にキムウンジョンの身柄の拘束と護送を命じ


自分はナイトホークに乗り込みミサイル発射準備に入っている場所へと向かう


「榊、ソイツ身柄を梶原隊長に渡し司令部に送らせDNA鑑定を依頼してくれ。」


「了解!梶原隊長に身柄を預けたあとは?」



「ソイツはたぶん降伏文書に調印する気はないだろうから、ソイツが本物であれ、偽物であれ

キムウンジョン捕縛を半島全域に知らしめ敵の投降を促させろ。」


「投降を拒否した場合は?」


「言わなくてもわかるだろ?投降したくなるほどに暴れてやれ!」


「了解!!」



ミサイルは地下のサイロの中、なんとか間に合ってくれ!と水澤は祈るような気持ちでミサイル発射基地へとナイトホークで運ばれて行く




敵のミサイルサイロがある発射基地へと、ヘリで移動中に水澤の通信機から


「水澤さん、赤坂です。」


「安莉ちゃんか、何かあったのか?」


「何かあったわけじゃないけれど無事に必ず戻って来て下さい。ただそれを伝えたくて...。」


「心配すんな!必ず戻る。そして、この戦争が終わったら...大邱の桜をナユンやツユ、サヤ、そして、まりあちゃん達と一緒に桜を眺めよう。」


「その頃には、あの学校の桜も咲いてるかなぁ。」


「なら、あそこにも、お花見しに一緒に行こう。」


「はい。楽しみにしてます。だから水澤さん必ず戻って来て下さいね。」


「〝必ず戻ると約束する。〟」


「水澤さんは〝約束を破る人じゃない〝のは知ってます、とにかく無事な帰還を心待ちにしてます。」


「じゃあ、また後でな。」


「了解です。」


安莉との通信を終える頃、ヘリはミサイル発射基地上空に到達し、地上から銃撃してくる北韓軍兵士をドアガンで掃討し


ホバリングしながら地上に降りる


水澤はヘリが地面に着地する前に飛び降り


『ナイトホークは榊達の援護を頼む』


『了解!援護ののち補給をし再び迎えに来る。』


『了解した。』




北韓軍のミサイル発射基地に降り立った水澤は発射施設内へと向かって走り出す。








果たして水澤は核ミサイル発射を阻止できるのか?

日本の危機を阻止できるのか?


全ては水澤に託された。





THE LAST STORY>RELOAD<


最終話 この汚れた世界に愛を注いで。③ へと



ーーつづくーー



次回更新は水曜日を予定しております。


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