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THE LAST STORY>凛として咲く華のように。<

本編 新 装 版 THE LAST STORY 貴方が命を賭けて私と紡ぐ物語り


THE LAST STORY>RELOAD< 最終章前のスピンオフ企画です。あらかじめ御了承ください。


とはいえ、これまでのストーリーの場面場面を切り取って言葉、表現を変えた詩的要素のある物語かもです(笑)

ーーーーーーーーーーーーー


空高く夢の輪郭をこの手につつむ

咲いて散ることの儚さばかりを追う


生きてこそ華を咲かせる



上手くいかない日も、そんな自分が嫌になる日も


そっと寄り添うように咲いて


ひとときの安らぎを与えてくれる



そんな人



そこには損も得もなく



ただ、そっと咲いて



ただ、そこに在る(居る)だけ



人は誰しも理想の自分像を持って

それに近づく為に努力をする


それは本人にしかわからない苦労と葛藤の積み重ね



本人以外の誰かが、その努力や葛藤を勝手な憶測だけで批判する


立場が違えば、見える景色は違う


皆、同じじゃない


そんな当たり前なことさえ


考えもせず


したり顔で、お説教や批判をし優越感を持つ



言い放った言葉の刃の行く先



その刃に傷つき倒れ



時として生きようとする気力すら奪う



人は生まれながらに平等


そんな世迷い言に誰が見向きをしようか



平等の意味を教えてやるよ




ガウン!



1発の銃声が空へ消えてゆく



"死"は誰にだって平等


生まれながらに平等な唯一無二のモノ




それ以外に平等は存在しない




誰もが平等ではない世界で


殊更に捲し立てる偽善


正義の意味を知ってるかい



"死"だけが平等な世界の正義



それは『人を思いやる心』



立場の違いを越え



相手の世界を思いやる心



私は、あの日から"それを胸に刻んだ"



世間の誰に何を言われても思われても



自身の信念を曲げなかった彼らのように



私も同じように自身の信念は貫いてゆく



私のことを知らない誰かの言葉に負けないように


言いたい奴には言わせておけば良い



言い放った言葉は、いつか必ず発言者の元に還り


自身の刃で自身を切り裂き散ることになる





人を虐げれば自身が虐げられる



人を思いやれなければ、自身もまた思いやってはもらえなくなる




返応性を因果と呼ぶのなら




それは因果応報




自身の行いは必ず自身に跳ね返る






咲いた華に水を与えずに毒を与え枯らすのと同じ





自身の傲慢さが、自身に傲慢に振る舞う者を呼び



傷つき倒れて気付いても遅い時もある






自分の為にも、自分の為に咲いてくれた華の為にも


私は、あの日の彼らのように凛として咲く華のように

笑っていたい。




あなたが傷つく必要なんてない

あなたを傷つける者は必ず報いを受ける


あなたを守ってくれる者の為に自分の為に生きて咲いてくれたら充分です。



凛として咲く華のように。



美しきあなたには笑顔で居て欲しいから。




THE LAST STORY 凛として咲く華のように。



 ̄ ̄ ̄おわり____



いいね、ブクマ、感想、評価等

お待ちしております。


ーーーーーーーーーーーーーー

次回から、いよいよ最終章へと突入します!

最期までお付き合いいただきますよう

何卒、よろしくお願い申し上げます。


次回更新は11月6日(月)を予定しております。

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― 新着の感想 ―
[良い点] うまく言えないけど、心にぐっとくるお話ですね。 とても良い物語だと思います。
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