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第一話 ゲームの世界へ

「あー、今日も一日疲れたわぁ……」


 私こと杉野すぎの さき、OLの21歳は仕事から帰るなりソファに寝転んだ。


「本当、仕事ってストレスたまるわぁ……こんな時はコレよね」


 私は起き上がるとゲーム機の電源を入れTVをつけた。


 そう、私の趣味はゲームで自称ゲーマーなのだ。

 今ハマってるのは最新作のRPGのゲームで毎日レベル上げに熱中してる。

 レベル上げは大変だしそれこそストレス感じる人もいるが私はレベルが上がったその時が1番ストレス解消になる。


 そして、2時間ひたすら敵を倒し続けようやくレベルが上がった。


「やったー! やっぱこの瞬間が1番だわ」


 その時、お腹がぐぅーとなった。

 そういえば帰ってからご飯も食べずにゲームに熱中してしまってた。


 とりあえず買っておいたカップ麺を食べシャワーを浴びた。


 髪を乾かしながら明日の仕事の事を考えまた嫌な気分になる。


「あー、ゲームの世界っていいわよねー。敵を倒したらお金貰えたりで自由だし……」


 ふとそんな事を思ったがすぐに現実に戻される。


「しまったぁ! 明日の会議の資料全然作ってない……」


 すっかり忘れていた。

 急いで資料を作り、終わったのは夜中だった。


「あー、もうあんまり寝れないじゃない……」


 しかし会議もあるし遅刻など出来ない。スマホでアラームをセットをして急いで寝る事にした。


 ……もう、こんな世界嫌だ


 そう思いながら私は眠りについた。



 ピピピッ、ピピピッ


 スマホのアラームが鳴り目が覚めた。


「もう、朝? ……しかし、なんかやけにまぶしっ……えっ?」


 目が覚めたそこは草原のど真ん中だった。


「えっ? ちょっと待って、ここどこ? 昨日、疲れてたとはいえちゃんとベッドで寝たはず」


 私は昨日の夜の事を思い返していた。


「うん、確かにベッドで寝た。そしてアラームもちゃんとかけてから寝た。だからアラームもちゃんとなった……となると考えられるのは私はまだ夢の中なのか!」


 試しにほっぺたをつねってみた。


「痛い……えっ? 痛い? 夢なのに痛みがある?」


 私は頭の中が真っ白になった。もう何がどうなってるのか分からない。


 とりあえず落ち着いて辺りを見渡してみた。


「この草原なんか見覚えがある? どこだっけ?」


 私はひたすら思い返してみた。


「あっ! 私がやってたRPGのゲームでこんな草原あった……という事はここはあのゲームの中の世界? いやいや、そんな事はありえない」


 私はもう一度ほっぺたをつねってみた


「……やっぱり痛い」


 何度試しても痛みは感じる。という事はここは現実で私はゲームの中の世界に来てしまったとなる。


「でも何でこんな事に? 私があの世界が嫌だと思ったから?」


 暫く考えてみたがやはり分からない。


「とにかくここが現実になったのならこの世界で生きなきゃ! まずは装備の確認しないと……でもどうやって見るんだろう?」


 とにかく服を触ってみたりしてみた……が何も見れなかった。


「うーん、あのゲームなら装備とかのステータス見れるはずなんだけど……とりあえず念じてみよう」


 私はテキトーに念じてみた。

 すると目の前にアイコンみたいなのが現れた。


「やった、これだ。えーと? これ触って操作かな?」


 とりあえず出てきたアイコンを触ってみた。

 すると装備のステータス等が見れた。


「うわー、最悪。これ全部初期装備だ。あのゲームと違うのはスマホ持ってるぐらいかぁ。でもこの世界って電波ないみたいだしそもそも充電できるのかな?」


 とりあえず充電出来ないかもしれないので、できるだけスマホは操作しないでおこう。……というか役に立たないだけなんだけど。


「よし、とにかくやる事はまずレベル上げよね。ここら辺は確か最初の街の近くの草原だと思うからスライムとかいるはず。探してみよう」


 30分ぐらい歩き回ってようやくスライムを見つけた。


「はぁはぁ……探し回るのってこんなにキツイの? とりあえずあのスライムを倒さないと」


 私はスライムに向かっていった。


「えい!」


 初期装備の木の棒でスライムを攻撃した。

 しかし軽く避けられてしまった。


「えい、えい、えーいっ」


 私はとにかく木の棒を振ったがスライムに全然当たらない。


「うそー? 攻撃ってこんなにも当たらないもんなの?」


 思い返してみても初期装備の時でも攻撃は当たっていたはず……


 「うーん、どうしよう? ……あっ! 攻撃してきたとこを避けて攻撃すればいいかも」


 他のアクションゲームの知識だが今はそれしか手がない。とにかく試して見る事にした。


「よーし、攻撃してきたとこをーよけっ……ブハッ!?」


 私はスライムのタックル攻撃を避けきれなかった……


「なんでよー? こんな難しいゲームじゃなかったのにー!」


 とにかくまずは避ける事に集中しよう。


「攻撃してくるのを待ってからー……ここだ!」


 スライムのタックル攻撃を避けるのに成功した。でもまだ反撃する余裕などない。

 暫く避ける練習しよう。


 1時間程避けまくった。そしてようやく避けるのに慣れてきて反撃出来そうになった。


「はぁはぁ……すっごく辛い……でも倒さないと! まずは攻撃を避けてー……そこだ!」


 ポカっとスライムに攻撃が当たった。


「やったー! これを繰り返せば倒せるはず」


 そして何度も避けては反撃を繰り返してようやくスライムを倒した。


『経験値3 ゴールド10を手に入れた』


 目の前にテロップが出た。


「あれだけ頑張ってそれだけかぁ……やっぱあの世界の方がいいよぉーっ!」


 こうして私の冒険が始まるのであった。

 

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