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やれる?アホかやるんや。


真紀ちゃ~ん、聞いた?聞いてた?


(あぁ面倒やな。)


私、知らない人になんて嫌なんですが。と言うか無理、、、


(今回も9品は要るな。前回と違って今回は公式の料理に近い。前回のボリュームも変わらずもう少し手の込んだ物を出せればいいなぁ。)


どーしよ、真紀ちゃん。明日の王宮の厨房からチェンジしていい?


(わかった、とりあえず今日は寝ろ。ちょっと考えるわ。)


ありがとう~真紀ちゃ~ん。大好きぃ。


(やめろ、気持ち悪い)



次の日、朝ご飯を食べ寮を出ると、寮の前にやはりアトラス王子がいた。見張られてるのか?逃げないのに。


「おはようございます。今日から2日間、宜しくお願いします。後で良いのでゲストの人数や好みや好き嫌いを教えて下さい。」と挨拶した。



憎たらしいほどの満面の笑顔で「おはよう。了解してくれて感謝している。詳しくはとりあえず王宮で話すよ。」と返事された。


オフェーリアの気分とは裏腹に、あっという間に学校が終わりアトラス殿下にドナドナされていった。



馬車から降り、王家専用の出入り口から失礼した。この辺りでもうドキドキ。



通路を歩きアトラス王子の案内で厨房へ入った。

ズラリと並ぶシェフ達。

やれんのかコラみたいな目で見ている。


気がする。


真紀ちゃ~ん、チェンジね。

(ほいっ!了解した)




ここからは真紀ちゃんモード!


「今日、明日とお世話になります。オフェーリアと申します。今回殿下にお気遣いいただき晩餐会の料理に携わる事になりました。まずこちらを見て貰えますか?」と用意していたメニュー表を配る。


その間に

「そして殿下は今日はここでお引き取り下さい。」とハッキリ伝えた。


「側で見たいのだがダメなのか?」


「はい、ダメです。不敬と呼ばれようがダメです。そして殿下と皆さんにお願いです。私の事は余り外には話さないで下さい。

その点を踏まえ殿下どうか明日をを楽しみにお待ち下さい。」と殿下を厨房の外へ追い出した。



アトラス王子がシュンとしながら厨房を出て行く様子は、さながら小犬みたいだった。



私は9品のコースで組んでいる。

先ほどそれぞれの係のシェフ達に予定を書いた紙を渡した。


ありがたい事に食物関係は前の世界と同じだ。ただこちらの方が洗練されていない。


肉や魚の2次加工もあまり見当たらない。


とりあえず珍しいと思っているスモークサーモンを仕込む。周りは固唾を飲んで見ている。冷製担当にやり方を教え変わった事があったらすぐに聞くように伝えた。


魚はムニエルを考えていた。ちょっと変わったソースを添える。


肉は月並みだが牛肉だ。2つの部位を出して一つは温かく、一つは冷たく提供する。なので肉はお皿の中にもう1つ料理を入れ2種の肉料理が入る。


実はこの料理にも意味を持たせる。これは後ほど説明をする。


スープはビシソワーズにした。こちらの世界には無い発想だからだ。


今回はチーズの代わりに果物を使う。どうするかは後のお楽しみ。


グラニテはハーブを使う。ミントっぽいスッキリする物を


デザート前の果物はこの国の名産品を。


デザートはアイス、ババロア、プチケーキで。


大雑把に行くとこんな感じだ。


各担当に注意点を伝えておく。その傍ら晩餐で呈するパンを3種類作る。

明日はオーブンで仕上げ、焼き立てを絶え間なく呈したい。


それぞれのソースのベースは、ここのシェフ達が帰ってから1人で作る。

大事な所なので他の人はハッキリ言って邪魔だ。ここは悔いが残らないようやり切っておきたい。



デザートのプチケーキは王宮へリクエストした。

大体どんなものが良いかを伝えて作ってもらう。


だいたい仕込が終わったのが朝の4時だった。帰るのが面倒なので、控室で横になって仮眠を取った。






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