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プロローグ
「やべぇ、マジでやばい」
現在時刻は午前8時、俺こと天道氷馬は非常に焦っていた。
今年の春から高校生になる。そこまではいい、ではなぜ焦っているのかというと、今日が高校の入学式なのだが式の始まりが8時30分からなのだ。俺の家から学校まで役30分今から急いで出ても式は始まるのだ。
「姉さん!なんで起こしてくれなかったんだよ!!」
急いで高校の制服に着替えた俺はリビングでテレビを見ている姉の美香に声をかけた。
「だってあんた昨日の夜早く寝たほうがいいんじゃないかって私が言ったら、入学式は8時30分からだから楽勝だよって言ってたじゃない。」
「うわぁー!そういえばそんなこと言ってた!!どうしようこのままだと遅刻しちまう!」
そうして俺は昨日の俺の考えを悔いた。だが時間は戻らない、
刻一刻と時間は迫っている。
「仕方ないわね、私がバイクで乗せっていってあげるから早く行くよ」
「マジか!ありがとう姉さん!」
そうして俺は姉さんのバイクの荷台に乗り学校へと向かった。