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第五話:幕開けの終わり

 さて、今までの流れを整理しよう。

 僕・奏多礼音(かなたれのん)は、ある夏の日駅のホームで白昼さんと出会った。

 本名、自称・白昼夢(しらひるゆめ)。ふざけた名前だが、本名らしい。

 この人の性格はあまり掴めない。

 若干優しいとも言えるし、常に人をからかっているようだと言われればそうとも思える。

 実際、僕も何度かからかわれた。


 白昼さんと初めに会ったのは、僕の妹・奏多琴音(かなたことね)

 絶賛四年間ひきこもり中のお家大好きっ子だ。

 …が、同時にペンギンとお兄ちゃん大好きっ子でもある。

 母の事故を目の当たりにし、それがトラウマになっている。

 ちなみに、カラフル・パレットと呼ばれるアイドルグループのファンである。

 普段着は子供ペンギンのパジャマ。

 猫の明石も可愛がっている。


 僕の後輩であり、琴音の友達第一号の魚住さん。

 本名・魚住志穂(うおずみしほ)

 少し暗いが、根はとても優しい少女だ。

 実家が床屋で、本人の腕もたしか。

 琴音の髪を切ってもらったりもした。

 ツイスターゲームを何故か家から持ってきて、琴音をどハマりさせた。


 魚住さんの友達であり、これまた僕の後輩の白澤さん。

 本名・白澤卯月(しらさわうつき)

 元は田舎にいたらしいけれど、なにやら医者になるために都会(?)である僕らの学校にやってきた。

 性格は少し暗め。

 理数科教室の生徒であり、下手をすれば僕より頭がいいかもしれない。

 よく屋上で一緒に弁当を食べている。

 白昼さんのことを、一時は幽霊やその類のものと思っていた。

 が、本人曰くぼーっとしてただけかもだから気にしないでとの事。


 琴音の大好きなアイドルグループのリーダーであり、転校生の豊岡さん。

 愛称がモミジで本名も豊岡紅葉(とよおかもみじ)

 道に迷っているところを発見して声をかけると、ナンパと勘違いされた。

 性格は高慢の一言。

 だが、根はいい人である。


 さて、ここまでの物語は序章の序章。

 これから幕を開けるのは…。


 暖かくも、切ない少年と少女達の物語である。

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