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無双するご主人様のハーレム事情  作者: 不利位打夢
第17章 商い革命
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真竜の願い6

武国へ戻ると、すぐにフェイが出迎えてくれた。


そして皆を会議室へと案内した。


そこには陰の一族の拠点から戻ってきていたシーリンと、留守を預かっていたリーリスが待っていた。


2人が皆に席を勧めると、フェイ、ミィ、メイアが飲み物を用意してくれた。


全員に行き渡ったのを確認してから、まずは2人がリュジュと挨拶をした。


「武国の現龍王を務めます、シーリンと申します。」


「武国の第1王女、リーリスと申します。」


「我は真竜、名をリュジュと言う。

以後よろしく頼む。

我のことは好きに呼ぶがいい。」


「では、リュジュさん、とお呼びしても?」


「それで構わぬ。」


「ありがとうございます。

私たちのことも、お好きにお呼びください。」


「うむ。」


簡単な自己紹介が終わると、シーリンはマコトへと成果の確認をしてきた。


「では挨拶はこれくらいにしまして、早速本題に入らせていただきます。

マコト様、首尾はいかがでしたか?」


「問題無い。

時間はかかったが、今の2人の実力ならたいした相手ではなかったからな。

全て予定の範囲内だ。」


マコトはそう言ったものの、シーリンには2人の様子からそうは思えなかったようだ。


「しかしそれにしてはフォンさんもマリスも、随分と疲れているようです。

見たところ怪我などは見当たりませんが、余程苦戦したと見受けられます。

今回の相手は、そこまでの強敵だったということでしょうか?」


「いや、2人が疲れているのは別の理由だ。」


「どういうことでしょうか?」


「それは・・・」


マコトが理由を説明しようとすると、マリスとロンフォンの腕輪が光り、アズール、パイ、ヘイが現れた。


「僭越ながら、それは私たちから説明します。」


アズールが説明を買って出ると、3人が初めて人型に変化した場にいたシーリンが覚えていたようだ。


「貴女は確かマリスのパートナーの・・・アズールさん、でしたね。」


するとそれを聞いたアズールの顔が、嬉しそうに緩んだ。


「私の名を覚えておいてくださり、ありがとうございます。

ですが私に敬称は必要ありません。

マリスの母君であるシーリンさんは、パートナーである私にとっても母同然のお方です。

どうか私のことは、アズール、とお呼びください。」


このアズールの言葉に、今度はシーリンがとても喜んだ。


「まぁっ、こんなに可愛い娘ができるとは、今日はとても喜ばしい日です。

アズール、これからよろしくお願いしますね。

それとマリスのこと、どうか見捨てないであげてくださいね。」


「はいっ、お任せください!

マリスのことは私が立派に教育させていただきます!」


「ええ、お願いしますよ。」


意気投合して話が弾む2人に、完全に蚊帳の外だったマリスが、とうとう我慢できなくなって文句を言ってきた。


「ちょっと待て、アズール!

何故私が教育される側なのだ!

どう考えても逆だろう!

それに母上も何故今のアズールの言葉を自然に受け入れているんだ!」


そんな娘に、母からの厳しい現実が突きつけられた。


「だって、どう見てもマリスよりアズールの方がしっかりしているもの。」


「なっ・・・」


「それにマリス、貴女は先程自分が何をやらかしたのか、まさかもう忘れたと言うのですか?」


「・・・何のことだ?」


マリスは恍けているわけではなく、本気でそう答えた。


その瞬間、アズールはどこからかハリセンを取り出し、勢いよくマリスの頭を叩いたのだ。


『スパーン!』


「・・・何をする、痛いじゃないか。」


文句を言うマリスの目の前に、アズールはハリセンの先を勢いよく向け、怒りに打ち震えながら説教をはじめた。


「貴女は何度同じことを言わせれば気が済むのですか・・・過去の反省無くして、未来への成長などありえません!

その性根、今ここで私が叩き直してあげます!」


再びハリセンを構えたアズールだったが、そこへパイとヘイが割って入ってきた。


「はーい、そこまでだよ、アズール。」


「パイ、止めないでください!」


「今は駄目、です。」


「ヘイまで・・・ならば力づくで押し通るまでです!」


標的をマリスからパイとヘイに変えたアズールは、2人に向かってハリセンを構えた。


しかしパイとヘイは、アズールと事を構えるつもりは無いようだ。


「勘違いしないでよ。

別に僕たちは、アズールがマリスを教育しなおすのを止めるつもりは無いんだから。」


「だったらどういうつもりです!」


「落ちつく、です。」


「ヘイの言う通りだよ。」


「私は落ちついています!」


「いやいや、怒鳴ってる時点で落ちついてないから。

まぁいいや、とりあえず今はそのことは置いといて・・・アズール、よーく考えてみてよ。

そもそも今ここでやるのは時間の無駄だと思うんだけど、違う?

それに今は何をしている最中なのか、まさか忘れたわけじゃないよね?」


パイに指摘されたアズールが思考を巡らすと、途端に頭が冷えた。


「それは・・・はっ!

わっ、私としたことが・・・マコト父様の代わりに自ら説明を買って出たというのに、自ら話を変えてしまうとは、何という失態を・・・」


それまでとは一変して落ち込むアズールだったが、すかさずヘイが慰めてくれた。


「大丈夫、です。」


「しっ、しかし・・・」


「まぁこれくらいは許容範囲内だよ。

だから今は自分のやるべきことを優先しようよ。」


「名誉挽回、です。」


2人に励まされ、アズールはとりあえず自分のやるべきことを優先することにした。


「・・・そう、ですね・・・パイとヘイの言う通りです。

反省は後回しにして、私は、今私がすべきことを成し遂げます。

マリスの再教育はその後です。」


ようやく話が進んだので、パイとヘイは安堵した。


「やれやれ。」


「一安心、です。」


「ヘイ、それにパイも、感謝します。」


「いいっていいって。」


「よかった、です。」


「しかし改めて冷静に考えてみると、マリスの再教育は相当時間がかかります。

それによってマコト父様やシルフィナ姉様との貴重な訓練時間を削るわけにはいきません。

かといって他に削れる時間となると、睡眠時間くらいしかありませんが・・・さすがにそれはマリスの身体に負担がかかります。

何かいい考えはないものでしょうか・・・」


アズールの思考が再び脱線しようとしていたが、すぐにパイとヘイが解決策を提案した。


「それならちょうどいいのがあるじゃない。」


「招待する、です。」


このパイとヘイの言葉で、アズールは最適な再教育方法を思いついたようだ。


「招待?・・・なるほど、その手がありましたか。

確かにあそこなら時間を気にする必要は無くなります。

ということですのでマリス、再教育については、今は保留とします。

それと今後は毎日就寝前に再教育をみっちり行いますので覚悟しなさい。」


勝手にアズールが話をまとめてしまうと、当然自分の存在を無視されていたマリスが文句を言ってきた。


「そこには私の意思が全く無いぞ。

断固として拒否する!」


しかし抵抗虚しく、マリスの意見は却下された。


「マリスの意思は関係ありませんし、必要ありません。

これはマリスに必要だからこそ行うのですから、拒否権などありません。

それに逃がしませんし、逃げられませんよ。」


自信満々なアズールの表情に、マリスは背筋に寒気が走って一瞬狼狽えてしまった。


それでも何とか反撃を試みた。


「くっ!・・・だがアズール、私の睡眠時間は削らないのではなかったのか?

先程自分で言っていたこととは矛盾しているぞ!」


上手く問題点を指摘できたと得意顔のマリスだったが、アズールの方が上手だった。


「安心しなさい、マリス。

睡眠時間は削りません。

ですが再教育はしっかり行います。」


「いったいどうするつもり・・・」


マリスの指摘を問題無いと斬り捨てたアズールに、その方法を尋ねようとしたが、そこで話を打ち切られてしまった。


「話はここまでです。

続きは夜、就寝前にしてあげます。

皆さん、お騒がせしてしまい、申し訳ございませんでした。

それでは話の続きをさせていただきます。」


「あっ、おい、アズール・・・」


話を中途半端に打ち切られ、マリスが話の続きを求めて食い下がろうとしてきたが、アズールはそれを無視した。


そのためマリスは、今はそれ以上何も聞くことができなかった。


「それでは先程のシーリンさんのご質問、マリスとフォンが何故ひどく疲れているのかについてですが、答えは、私たちの能力を使用したからです。」


このアズールの答えを聞いて、リュジュが話に割り込んできた。


「それは2人が最後に使用した、凄まじい力のことだな?」


「これは、ご挨拶が遅れてしまい、申し訳ございません、リュジュさん。

改めまして、マリスのパートナー、アズールと申します。

以後お見知りおきを。」


「僕はパイだよ。」


「・・・ヘイ・・・です。」


3人が挨拶をすると、リュジュからは称賛と感謝の言葉が送られた。


「うむ、3人とも、先程の戦いは見事であった。

それと我が子たちの身体の解放に助力してくれたことに感謝する。」


「いえ、ご子息のご冥福をお祈りいたします。」


「重ね重ね、気遣いに感謝する。」


少し湿っぽい雰囲気になっていると、そこへ恐る恐るヘイがリュジュに話しかけてきた。


「・・・あっ、あの・・・」


「んっ?ヘイと言ったな、どうかしたのか?」


「・・・そっ、その・・・」


「何かあるのなら遠慮なく言ってくれ。」


リュジュは極力優しい口調でヘイに話の続きを促した。


しかしまだリュジュになれていないのか、ヘイは中々言葉を発せずにいる。


そこへパイがヘイの背中を押してくれた。


「ほらっ、ヘイ、ちゃんと伝えてあげよう。

とっても大事なことなんだから。」


するとヘイが、ゆっくりと話しはじめた。


「うっ、うん・・・あっ、あの・・・声が、聞こえた、です。」


「声?」


「・・・迷惑かけることになるけど御免・・・ありがとう・・・そう聞こえた、です。」


それを聞いてリュジュは、誰がその言葉残して、誰に宛てたものなのか気づいた。


そしてすぐにある可能性へとたどり着いた。


「まさか・・・我が子たちの心がまだ残っていたというのか!」


しかしヘイは、悲しそうな顔で首を横に振った。


「違う、です。」


「ではいったいどういうことなのだ!」


今にも掴みかかってきそうな勢いでリュジュがヘイに答えを求めてきた。


「あっ、あの・・・そっ、その・・・」


だがリュジュの迫力にヘイはたじろいでしまい、すぐに言葉が出てこない。


すると代わりにパイが答えてくれた。


「それは僕が説明するよ。

フォンが戦った狂龍、その身体に隠されていた力の欠片に、遥か昔にある想いが込められていたんだ。

それがリュジュさんに対する謝罪と感謝の言葉だったんだ。

たぶん自分たちの心が消えた後に、自分たちの身体がどんな風に利用されるか、子供たちは何となくわかってたんじゃないかな。

最初の謝罪はそのことに対してだと思うよ。

そして最後の感謝は、これもたぶんだけど、母親に対して自分たちに生を与えてくれたことに対してじゃないかな。

だって僕が同じ言葉を残すんだったら、そういう想いを込めるもん。」


「私もパイと同じ、です。」


パイの説明にヘイも力強く同意していた。


それを聞いたリュジュは、目には涙があふれていたものの、その表情は激しい怒りに満ちており、自分自身に対する怒りと嫌悪を吐き出した。


「何故我に謝る必要がある・・・我が子らの無念を晴らすのに、迷惑などと全く思ってはおらぬ!

それに我は・・・我が子らに感謝される資格などない!

我がいなければ、我が子らは不幸な人生を送ることはなかったのだぞ!

我が母でなければ、普通の幸せな人生を送れたはずなのだ!

全ては元凶である我がいたから、我が子らはそんな当たり前の人生を送ることができなかったのだ!

何もできずに見ていることしかできなかった我を恨むことはあっても、感謝されることなど何も無い!」


全ては自分の所為だと、リュジュは己自身を責め続けている。


そんなリュジュに、パイは自分の考えを伝えた。


「これもたぶんだけど、子供たちにとってはリュジュさんが見ていてくれていることが唯一の救いだったんじゃないかな。

そして何もしなかったんじゃなくて、何もできなかったことがわかってたんだと思うよ。

それがどれほど悔しくて辛かったのか、リュジュさんの無念と想いが、子供たちには伝わってたんだと思う。

だってそうじゃなかったら、あんなにも素直で純粋な力にはならないはずだもん。」


そしてヘイは、自分が感じ取った力の想いを、そのまま伝えた。


「とても暖かい力だった、です。」


そこへアズールも会話に入ってきた。


「それはおそらく、マリスが戦った狂竜も同じだったのだと、私は思います。

私にはパイやヘイのように、力に宿る感情を読み取ることはできませんので断言はできませんが・・・

子供たちがリュジュさんに対して、負の感情を全く持っていなかったとは言いません。

ですが、それでもリュジュさんの想いは子供たち届いていたのだと、私はそう思います。」


この3人の言葉が、リュジュの心に届いたようだ。


「そう、か・・・そうであったのなら・・・我は母として我が子らに・・・少しでも何かを与えることができたのかもしれぬな・・・」


3人はリュジュの言葉に即答で同意した。


「うんっ!」


「です。」


「はい、きっと。」


リュジュは遠い空を見上げながら、心の中で子供たちに別れを告げると、涙を拭ってから3人へと向き直った。


「・・・湿っぽくなってしまいすまぬな。

話の続きを頼んでも構わぬか?」


まだ完全に吹っ切れたわけではないだろうが、その表情からは迷いが晴れており、長らく止まっていた時間が動き出して、再び前へと進みはじめたことがわかる。


3人はそれ以上何も言わず、アズールが途中だった話の続きに戻った。


「はい、お任せください。

先程2人が、私たちの能力を使用したことによって極度の疲労に襲われたことは説明しました。

次に私たちの能力について説明します。

まず進化した私の武器としての能力は、武器化した自分自身を極限まで鋭く強固にすることです。

これにより切れ味や耐久力が大幅に上昇し、武器としての私を破壊することはおろか、刃こぼれさせることも、ほぼ不可能となります。」


アズールの説明を聞き、リュジュは自分なりの解釈でまとめてみた。


「それはつまり、攻撃すれば必ず相手にダメージを与える防御不可能な攻撃ができる、ということか?」


だがこれにアズールは、首を横に振った。


「いいえ、違います。

確かに性能面だけを考えれば、その方が武器単体としては優秀で、理想なのでしょう。

しかしこれでは武器を扱う者が意図しない結果になることもあります。

それは最初に能力を全開にした私を、慣れないマリスが力加減を間違えてしまったために、軽く動かしただけで衝撃波が発生してしまったことからもわかります。

あのような状態が意思に反して続いてしまうような武器は、ただの災害と同じです。

真の名槍とは、扱う者の力量に合わせて思い通りの威力を最大限に発揮できること、であると私は考えます。」


「なるほど、切り裂きたいと思い攻撃を繰り出せば相手を切り裂き、切り裂きたくないと思い攻撃を繰り出せば思えば相手を切り裂かない。

あのときのマリスは、何も考えずに振ったことで意図せぬ攻撃が発生してしまったが、そこに意思が込められれば違う結果になったのであろう。

そして意図した通りの結果を出すことが何よりも難しく、それができることこそが其方の武器としての最大の特徴、というわけだな?」


このリュジュの答えに、今度はアズールも満足そうだ。


「さすがはリュジュさん、まさにその通りです。

しかし私の能力はそれだけではありません。

私はマリスの辰神力を元に、龍玉を作りだすことができます。

龍玉はマリスの辰神力を1つ上の次元に昇華し、龍雲を生み出します。

そして龍雲はマリスの身体を覆うことで、足場の制限をなくすことができるため、空を飛ぶかの如く駆けることができるようになるのです。

また自身にかかるあらゆる力の反動を軽減することもできます。」


「確かにあの動きは空を飛んでいるのと変わらぬ機動力であった。

それに方向転換などの切り返し時に、動きを止めることがほとんど無かった。」


「更に龍玉を武器化した私に装備することで、私もマリスの身体の一部となり、龍雲の恩恵を受けることができます。」


「一心同体、互いにパートナーとして、まさに理想的な姿だ。

だからこそあのときのマリスは、控えめに見ても我と同等以上の力を発揮していた。

おそらく我ではあの状態のマリスに勝つことは難しいであろう。」


確信をもってリュジュは予想したのだが、これにはアズールが異を唱えた。


「いいえ、そうとも言えません。

今のマリスでは、発動まで時間がかかってしまいますし、あの状態を維持できるのはせいぜい3分です。

それ以上は力が足りませんし、身体も持ちません。

最初からリュジュさんに全力で攻められたら龍玉を生みだす隙はありませんし、最後までマリスが持たないでしょう。

それに例えあの姿になることができたとしても、リュジュさんが防御に徹すれば、すぐに時間切れとなってしまいます。

安定して発揮できない力では、奥の手には使えても、真の実力とは言えません。

ただ私としては、あの程度の力では、まだまだ満足できません。

マリスにはもっと成長してもらい、同じく私ももっと成長しなければと、今回の戦いで改めて実感しました。」


「現状に満足せず、更に上を目指すその姿勢、まさに見事の一言である。

しかし我としては、些か謙虚すぎるとも感じるがな。

もう少し年相応に喜んでもいいとは思うぞ。」


「ご忠告感謝します。

しかし私たちが目指すのは、遥か高い頂。

目標となるお2人が相手では、例え今出せる最高の力を制限なく発揮できたとしても、数秒も持たないでしょう。

ですから私たちには立ち止まっている暇など無いのです。」


「そうであったか。

目標があることはいいことだ。

しかし其方の言う目標の1人はマコトで間違いないであろうが、それに並ぶ実力者が他にもいるというのには興味がある。

できることなら一度手合わせしてみたいものだ。」


このリュジュの言葉で、アズールはある提案を持ちかけた。


「それでしたらリュジュさんも、本日の訓練に参加されてみてはいかがでしょうか?

そこにはベルさんやルフェさんも参加されますし、他にも実力者の方たちがおりますので、退屈はしないはずです。

マコト父様、よろしいですよね?」


アズールが確認すると、まるで最初から示し合わせていたかのように、マコトが自然に答えた。


「ああ。

俺は先約があるから、午後の訓練は最後の方だけの参加になるが、それでもいいなら構わないぞ。」


「ありがとうございます、マコト父様。

ということですが、いかがでしょうか?」


「うむ、ぜひ参加させてもらおうか。

ルフェとの決着もあることだからな。」


そう言ってリュジュが挑発的な視線を送ると、ルフェも過剰に反応した。


「ふふーん、望むところだよ!

ぎったんぎたんのけちょんけちょんにして、返り討ちにしてあげるからね!」


「ぬかせ、その言葉そっくりそのまま返してやるぞ!」


再び火花を散らしそうな勢いの2人だったが、そこへパイが強引に割って入ってきた。


「じゃぁリュジュさんの訓練参加が決まったところで、今度は僕とヘイの能力を説明するよ。」


「おお、そうであった。

頼むぞ、パイ。」


すぐにリュジュの興味はパイの話へと移り、その場はルフェもおとなしく引いてくれたので、今回は大事に発展せずに済んだのだった。

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