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無双するご主人様のハーレム事情  作者: 不利位打夢
第16章 幻と夢の狭間
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エルフとダークエルフの出産7

そこにいたのは、幼い2人の子供であった。


おそらく1歳になったかどうかというくらいだろう。


シルフィナとエイリは、その2人の幼い子供を抱っこしながら、とても優しい笑顔を浮かべていた。


さすがにこれはどういう状況なのかわからず、すぐにシーノが説明を求めてきた。


「あっ、あの、これはいったい・・・それにお2人が抱っこされているそちらの子供はもしかして・・・」


一応そう聞いてみたものの、2人と幼い子供たちの様子を見れば、その関係は1つしかないだろう。


そしてその予想は的中することとなる。


「シーノさんの想像どおりですよ。」


「ではやはり・・・シルフィナさんとエイリ、さんの・・・子供、なんですね?」


「そうです。(×2)」


「ということは・・・マコト様のご息女、なんですね?」


「そうです。(×2)」


衝撃の事実が明らかになり、その場にいる全員が驚きすぎて固まってしまった。


そんな中、2人に抱っこされていた幼い子供たちが動きだした。


それぞれシルフィナとエイリの胸の谷間から這い出てくると、ヒョコッと顔を出してきた。


すると周囲をキョロキョロと見回してから上を見上げると、そこに目的の人物の顔があったので、嬉しそうにはしゃぎ出した。


「ぷふぁっ!・・・あーっ、おかあしゃん見ーっけ!」


「うんしょっ、うんしょっ・・・あーっ、こっちもおかあしゃん見つけたおーっ!」


それに対して、シルフィナとエイリが、2人の幼い子供に向かって答えた。


「あらあら、見つかっちゃったわね。」


「2人ともすごいわね。」


「えへへへへぇ。(×2)」


シルフィナとエイリに褒められて、2人の幼い子供は嬉しそうに満面の笑みを浮かべている。


だがすぐにいつもと違う周囲に気づき、幼い子供の1人がシルフィナへと質問してきた。


「・・・ねぇ、おかあしゃん、ここどこ?」


するともう1人の幼い子供も、見知らぬ大人が大勢いることについて、エイリに質問してきた。


「・・・知らないおねえしゃんたちがいっぱいいう・・・だあれ?」


2人は好奇心が強いのか、特に怖がるようなことは無く、むしろ楽しそうだ。


そんな2人に、シルフィナが優しく質問した。


「2人とも、こういうときはどうするのか、覚えている?」


シルフィナに抱っこされながら、幼い子供は一生懸命思い出して、正解を答えた。


「うーんとねぇ・・・あっ!あいしゃつだ!」


「そうねぇ。

2人とも、ちゃんと挨拶できるかな?」


「できう!」


「それじゃぁお姉ちゃんたちに、元気に挨拶しましょうか。」


「あいっ!(×2)」


2人の幼い子供は元気に返事をすると、簡単に自己紹介をはじめた。


「フィマですっ!1歳ですっ!」


シルフィナに抱っこされたまま、フィマと名乗った幼い子供は、得意げにしている。


それを見て、もう1人の幼い子供が拍手をしてから、自己紹介を行った。


「エマでしゅっ!えーっとぉ、うーんとぉ・・・1しゃいっ!」


エマと名乗った幼い子供は、考えに考えてから自分の年齢を口にしたが、そこへフィマの注意が入った。


「違うよ、エマ!

エマは、まだ0歳でしょっ!」


フィマの指摘に、エマは自分が間違ったことを言ってしまったことに落ち込んでしまった。


「あっ・・・失敗しちゃった・・・」


そんなエマの様子を心配してか、フィマはあることを思い出して、それを伝えた。


「うーんとねぇ・・・そうだっ!

後10回ねんねしたら、お誕生日だって、おかあしゃんが言ってたよ!

だからもうちょっとで、エマもフィマとおんなじ1歳になるんだよ!」


それを聞いたエマは、先程の失敗を忘れて、フィマの話に興味が移ったようだ。


「そうすえば、フィマとおんなじ?」


「うんっ、エマもフィマとおんなじ!」


「じゃぁエマ、早くねんねすう!」


「フィマも一緒にねんねしてあげるね。」


「本当?」


「うんっ!」


「やったーっ!フィマとねんね!」


「そうすれば、すぐにおんなじだよ!」


「フィマとおんなじ!」


「じゃぁエマ、もう一回あいしゃつしよ。」


「うんっ!

エマでしゅっ!0しゃいでしゅっ!

10回ねんねしたら、フィマとおんなじ1しゃいでしゅっ!」


今度はフィマも、エマの自己紹介が上手くいったので、拍手をして喜んでいた。


この挨拶からわかるように、フィマの方がエマよりも少しだけお姉さんのようだ。


そして2人がとても仲のいい姉妹であることもわかる。


そんな2人の挨拶が無事に終わると、目を輝かせながら自分たちの母親へ、上手く挨拶できたか聞いてきた。


「おかあしゃん、あいしゃつできたよ!」


「どうだった!」


当然シルフィナとエイリの答えは決まっていた。


「もちろん、上手に挨拶できてましたよ、フィマ。」


「エマも、とても上手でしたよ。」


「やったーっ!(×2)」


2人とも母親に褒められて、とても嬉しそうに喜んでいる。


そこへティリアが近づいてきて、2人に声をかけてきた。


「2人とも、元気に挨拶できて偉いね。」


初めて見る大人の女性だが、2人は人見知りすることなく好奇心旺盛で、すぐに聞き返してきた。


「・・・おねえしゃんは、だあれ?」


「だあれ?」


「じゃぁお姉ちゃんも挨拶するね。

初めまして、私は、ティリア、だよ。」


だがちゃんと聞き取れなかったのか、2人は名前を呼ぶのに苦戦していた。


「てぃ・・・あ・・・?」


「・・・あ・・・?」


ティリアはもう1度ゆっくりと、自分の名前を2人に伝えた。


「てぃ、り、あ、だよ。」


それを聞いてフィマは一生懸命考えると、自分が呼びやすい名前を口にした。


「うーんとぉ・・・じゃぁ、てぃーちゃん!」


エマも呼びやすかったのか、それともフィマの真似をしたのか、同じ名前を口にした。


「てぃーちゃん!」


「だめぇ?(×2)」


2人に可愛くお願いされ、ティリアは抱きしめたくなる衝動を抑えながら、笑顔で了承した。


「もちろんいいよ。

よろしくね、フィマちゃん、エマちゃん。」


「うんっ!(×2)」


ティリアとの挨拶が終わると、フィマが目を輝かせながら質問してきた。


「ねぇねぇ、てぃーちゃんたちは、フィマたちの新しいおかあしゃんなの?」


そのフィマの言葉を聞いて、エマも目を輝かせながら便乗してきた。


「本当、てぃーちゃん!」


何て答えるべきなのか迷ってしまい、ティリアはシルフィナへと視線で助けを求めた。


すぐにシルフィナが代わりに、2人へと説明してくれた。


「ティリアさんは、2人の新しいお母さんの1人よ。

でもまだ2人の妹を生んだわけじゃないから、アイと同じように、今はお姉ちゃんでいいわよ。」


「うんっ、わかったーっ!

てぃーちゃんは、あいちゃんとおんなじ!」


「おんなじーっ!」


そのシルフィナの言葉だけで、フィマとエマはティリアがどういう存在なのか理解し、嬉しそうにはしゃいでいたのだった。

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