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スライム職人のマッドパペット  作者: ルイエフラ
1/15

スライム作れたよ

スライム生成してました(^▽^)

「マッドパペット?」

「はい。めちゃめちゃ強いんですよぉ!」

「デルタぁ、そりゃ、スライムよりは強いだろ?」

「泥がおめめにはいるんですぅ!」

「...おめめってぇ。お前は今日冒険者になったばっかだろぉ? すぐに装備も揃えないで行く馬鹿がどこにいる!」

「えーでも、装備高いですよぉ!」

「しゃあねぇな。今回だけは俺もついてってやるよ!」

「ありがと、コップさぁん!」




この世界には魔物がいる。


冒険者が最初に通る道はスライムである。

雑魚中の雑魚といえば、スライムが代表的だが、ホーンラビットや、マッドパペットもそこに分類されている。


しかし! 魔物の中には稀に、異常な強さを持った個体が発生することがある。

それらは、ユニークモンスターと呼ばれる。


大変な事に、この町、ラーサラの近くの森に、ユニークモンスターが発生してしまったのだ。




うん、気弱そうな男、デルタと、ガタイの良い男、コップはそのモンスターと出会うこととなる。




〇〇〇




「生成!」


「生成!」


「生成!」


泥で体が出来た魔物、マッドパペットたちは、人間には理解できない言葉で泥を生成していた。


「ん? ここは───森?」


そんな中、唯一知能の高いマッドパペットがいた。


「皆何かツクッテルゾ?」



「生成!」「生成!」

「生成!」


「泥だ。俺も出来るのかな───生成!」


ープニョ


「え?」


そのマッドパペットは、泥ではなく、半透明なゼリーのような物を生成した。


「す、スライム!?」


そう、彼はスライムを生成する能力を持っていた。


「う、動かない。ホントにスライムなのか?」


「魔力込めたらどうなるんだろ? 試してみるか」


「生成!」


ープニョ


すると今度は、そのスライムが動き出したのだった。


「やったぞぉ! やったぞぉ!」


「プニョ」


「言うこと聞いてくれるかなぁ?」


「プニョプニョ?」


「ジャンプしてみてよ!」


「プニョ!」


マッドパペットが命令を下すと、スライムは飛び跳ねた。


「よし、命令は出来るみたいだぞ」


「他にもなんかできないかなぁ」


「ん? 皆がなんか言ってるぞ」



「生成、石つぶて!」


「生成、粘り気増加!」



「生成の後に、効果をいえばその通りになるのかな?」


「生成、タンクスライム!」


今度は、半透明ではなく、灰色っぽいスライムだった。

タンクスライムは体力の多いスライムである。


「やった! もう、殆ど魔力残って無いけど、成功したぞ!」


「...なんか、眠くなってきちゃった」


「おやすみぃ。むにゃむにゃ」





次回、二人組登場。

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