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maiden collector  作者: 須川 美夜
3/4

行方不明

先生ですら美咲の居場所を知らなかった。

「美咲ちゃんがいなくなったて本当かい?」

と保健室の先生が言った。

「事実だ。俺以外に人を標本にする奴がいるとわな」

と生物の先生が言った

「美咲……」

と思わず私はつぶやいた。

「大丈夫だよ。先生達が必ず探してみせる」

と保健室の先生が言った

「先生……」

私は思わず抱きついてしまった。

「警察には届けた方がいいよね」

と保健室の先生が言った

「ではお願いします。山内先生」

と生物の先生が言った。

「わかりました。ごめんね穂乃美ちゃん」

と私に言った。

私は直ぐに山内先生から離れた。

「……まぁまだ生存確認もできてない…恐らく何かに拘束されている可能性もある。俺達でも探す。だからお前は下手に動くな」

と生物の先生が言った。

「……でも、妹が……美咲が心配です」

「それは警察と俺らで何とかする。だからお前は変に動くな……お前の妹が消えたんだ、お前だって狙われる可能性もある」

そんなふうに先生に説得されて私はしぶしぶおとなしくしていた。しかしやっぱり私は黙ってられなかった。勝手にこそこそ動くことにしていた。先生と警察の目を掻い潜りながら私は独自で調査していた。そんなはずだった。

「おい、穂乃美お前の妹の美咲のスマホのGPSをたどった結果だが……お前らの出身地の森の奥から見つかったそうだ……」

私の背筋に寒気が走った。

「それは……」

と私は恐る恐る訪ねた。

「スマホだけが見つかった周りには何もなかったらしい……」

よりいっそ怖くなった。

あの森の伝承……

館には殺人者が住み着いて、館に踏み入れた少女は何処かへ消えてしまう。消えた少女はどこへ行ったのか……死んでいるのか…はたまた生きているのか……わからないまま行方不明になる

そんな噂のある森。光のない森。

「そんな……」

と私は呟いた。

「ところでお前はどこまで情報収集した?」

と生物の先生が言った。

「えっ……」

私は驚いた。

「バレバレだ。まぁいいそれより、森の事は昔から何か聞いているか?」

と聞かれたから、私の知っている全てを答えた。

「そうか……なら俺はその館ってやつを見てくる。何かわかったら追って連絡する」

と言い残して連絡先を教えて、急いで先生は出ていった。

それから二日後だった急に先生からの連絡があったのは


【次はお前だ……必ず標本になる。俺はもう……ダメだ…デスクの2番目の引き出しを見ろ。】


意味のわからないものだった。

それを山内先生に見せた。

「黒山先生……」

と少し悲しげに言った。

次回で最後

この結末予想通りかもしれないですが……こんな最後穂乃美の運命はどうなる?

次回

maiden collector

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