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maiden collector  作者: 須川 美夜
2/4

裏表

私達は入学後高校にも慣れてきた頃先生達の裏の顔を知ったりした。

その中でも生物の先生が最も危険だった。

それはとある日のことだった……美咲は少し変わっている。何故なら先生に好きな人が二人もいるって言っていた。

そんな事を先生に話した時だった。

「へぇ〜なるほどね。……ふふ、でも俺も生徒には好き嫌い有るのと同じじゃないか?それに……」

とまで言ってやめた

「先生?」

私は聞いた。すると先生は私の顔を触りながら、顎を上にし不気味な笑顔を見せた。

「君見たに美しい少女なら俺は標本にして、ずっと俺のそばに置いておくな」

と言った。

「……先生?冗談ですよね?」

と一応聞いてみた。

「冗談?いや本気だ。だって俺は人を標本にするのも趣味なんだよ。ふふ」

いつも見ている真面目で誠実の裏腹にどこまでも狂気を感じた。

「ふっふざけないで下さい」

と言って先生の手を払った。

「はっはっは、冗談だよ冗談」

と高笑いして何処かへ行こうとした。

「あっ……でもこの学校には気をつけておけよ……俺がいつ誰を標本にするかわからないからな」

と言って何処かえ立ち去った。

それから何日もたって私は目を疑った。それは美咲が生物の先生と一緒にいたからだ。

妹が好きだった先生は生物担当と保健室の優しいくて……正直結構イケメンで趣味がいい先生だった。なのに……何故よりによってあいつの方が……美咲と……

その後美咲が家に帰って来た時私は思いっきり言った。

「美咲……あの先生はダメ……あの先生は狂ってるよ。だから……」

と言っている途中に美咲から信じられない言葉を聞いた。

「なんでお姉ちゃんにそんな事言われなきゃダメなの?」

と美咲は私に問いかけた

「そっそれは……あの先生は私達を標本にしたいって」

と言った

「先生はそんな事しない!!そんなデマ言わないでよ!」

と美咲は初めて私に反抗した。

この時私は美咲に負けて折れていればあんな事にならなかったのに……

「あの先生は私達を殺して標本にしたいって私に言ったのよ!お願いお姉ちゃんを信じて!!」

私は美咲の両肩をつかんだ。

美咲は私を突き飛ばした。

「最低……お姉ちゃんなんでどうにでもなっちゃえ!!」

と言った。

「ダメだよ……目を覚まして!!美咲あの先生は危険なのだからお願い!!」

「うるさい。お姉ちゃんの馬鹿!!」

初めてだった。美咲にこんな事を言われたのは……

それに私は美咲に対して怒りが沸いた。

「だったら……だったら勝手にすればいいよ。今からでも先生のところにでも行けば?ほら早く行けばいいじゃない!!」

と私は美咲を突き放すように言った。

「言われなくてもそうすよ!!」

と言って出ていった。まさかこれが最初にして最後の喧嘩になるなんて私はわかっていたなら、必ず折れていたのに……

それから3日たっても美咲は返って来なかったので直接先生の所まで言った。

「先生……美咲を返して……」

と言った

「彼女か?悪いな……もう標本に……」

と言って来たので私は先生にしがみついてさけんだ。

「美咲を返して!!」

すると以外な反応が返ってきた。

「……まさか本当に帰ってないのか?」

と言った

「帰ってきてたらこんな事!!」

と先生に言った

「……まさか…そんな事が」

消えた妹の行方はいかに……

先生の知らない場所で何が!!


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