講義
今回はすごく短いです
<(。。)>
「えっと・・・ここは・・・」
「王城の闘技場に決まってるじゃん。」
「それは知っている!!
私たち二人だけがここに転移してきたのならわかるが、なぜ離れたところにいた勇者たちと騎士たちがいるんだ!!」
「それはただ単に卓也の背中に魔力で魔法陣を描いておいだからそこをを中心に強制転移の魔法を発動させたんだよ。
ね?そうしたら簡単ですよね?」
「確かにそうですが問題はそこではありません!!
問題は魔力です!!ただでさえ魔力消費の激しい魔法なのに一度に何十人もの人を無詠唱で転移させるなんてふつう絶対にありえません!!」
・・・・うそだろ。またやらかしてしまっただと・・・・
でも賢者なら簡単にできると本に書いてあったけど・・・・・
「け、賢者『マルクス』はこういうことができたと・・・」
「確かにそうですが賢者マルクスでも数日間寝ずに魔力を込めることができるオーブを満タンまで注いだものを数十個用意して巨大な魔法陣を魔力を込めながら描いてやっと先ほどの規模の転移をやるのです!!!
わかりますか!?あなたがどの位非常識なことをしたのか!!!」
「は、はい!!わかりました!!」
恵はシェルウィンの剣幕に何も言えずすぐに謝った。
「あぁもう!!なんであなたはこんなに非常識なんですか!!
王様に報告後私があなたに常識を叩き込みますのでそのつもりで!!」
それを言い終わるとシェルウィンは速足で闘技場を出て行ってしまったので恵は慌てて追いかけた。
勇者たちは何が起きたかわからず抜刀した状態で固まっていた。
王の書籍にて・・・は割愛・・・・
時間がたち恵に与えられた部屋に、恵とシェルウィンは居た。
恵は自分の部屋に戻るや否やシェルウィンに「そこに座って?」と言いながら聖剣を抜刀していたのですぐに正座をしたのだがそれは約三時間以上前のことであって今では・・・・外は転移してきたときには真上にあった太陽はすでに沈んでいた。
しかし、恵はまだ正座の状態でシェルウィンのこの世界の常識口座をただ淡々と聞かされていた・・・
ちなみに、その講義は太陽が顔を出すまで続いたらしい・・・・・