キリアル王国
よし・・・・ここがキリアル王国か~でも、リーマン王国とたいして大きさは変わらないみたいだな。
恵はキリアル王国の門の前で背伸びをしながらそう思った。
「さてと・・・・早速中に入ってみるかな~」
恵は門の下に立っている兵士のもとに歩いて行った。
「すいませ~ん
この国に入りたいんですけどいいですか~??」
「何か身分を証明する物はあるか?」
「これでいいですか?」
恵は登録してから一度も使っていないギルドカードを取り出して兵士に見せた。
「なんだ冒険者か貴様もどうせ勇者のお供になりたいとか思ってこの王国に来たのだろうな。」
「まぁ~そんな感じですね~」
「だと思ったよ、さっさと入りな。ちなみに冒険者ギルドは門をくぐったあとずっと真っすぐ行くと中央に教会とその横に冒険者ギルドがあるぞ。」
「あっ、ありがとうございます~」
恵は地味にやさしかった兵士に一礼して門をくぐった。
門をくぐるとそこはすごくにぎわっていたありとあらゆる店で勇者に関するセールで客足もすごいことになっているのだろう。
「まっ、俺には関係ないしさっさと冒険者ギルドに行くことにするか~」
恵はギルドに続く道をゆっくりと歩き出した。