行き先
「これは首輪じゃのう・・・それにこれは~・・・何かの付与がされているのか」
「えぇ~っとなんだっけ....そうそうその首輪に『コーティング』の付与がされていてその首輪をしている間だけその付与魔法がそこのいぬっころが放出してる魔力を抑えてくれるだろうよ。」
「おぉ!それはありがたいのじゃ!!よし!早速・・・クロの首にこいつをつければ・・・これで完璧じゃ!!!」
ジジイがブラックケルベロスに恵があげた首輪をつけるとさっきまで感じていた小さな魔力がピタリと収まった。
「おぉ!さっきまでの魔力がきれいさっぱり消えおったわい!!感謝する・・・ぞ?って恵はどこに消えたのじゃ!!」
ミル・ブランドが恵のいた方向を見るとそこにはもう恵はいなかった。
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「さってと~~今回はどこか違う国に行ってみようかな~」
リーマン王国以外の国・・・・・・・・キリアル王国とかいいんじゃないかな?でも、王が言うには表は協力的だけど裏は敵対しているとか言ってたし・・・・・・・でも待てよ?確か学園の女子が勇者キリアル王国の近くのダンジョンで訓練を開始したらしいわよとか何とか言っていたな・・・・・・そこと、キリアル王国の城下町に行ったりしてみるか。・・・・・・・できたらついでにキリアル王国の情報収集してみるかな。
「まぁ、情報収集はただの興味本位だけどな~。それじゃあ初めにダンジョンに行ってみるか・・・・・・あっ、地図でキリアル王国は知ってるけどダンジョンの場所知らないわ・・・・・
んん?待てよ?そういえば俺って冒険者じゃん!てことはギルドに行けばダンジョンの場所がわかるじゃん!!
そういうことなら今すぐにキリアル王国の城下町に行くことにするか!!『転移』!!」
恵は絶望の森から姿を消した。