森の中で2
恵は森から帰ると何故か学園が・・いや、リーマン王国があれていた。
「あの~、何かあったんですか?」
恵はたまたま近くを通った教師に話を聞くことにした。
「知らないんですか?なんでも西側から魔王をも超える魔力が感知されたようでリーマン王国だけではなくほかの国も大慌てしているそうですよ?」
「ま、魔力ですか・・・・」
み、身に覚えがあり過ぎてやばい!!絶対俺が原因だよな・・・・魔神化とか覚えたし・・・・
「噂ではあまりにも大きすぎる魔力だったので、魔力感知ができない人も魔力を実感して魔力感知スキルを覚えた人が居たとかいないとか・・・・」
全然時間が立っていないのにもう噂が!!
「そそそそ、ソウナンデスカー」
「大丈夫ですか?具合が悪いのなら医療室へ行かれますか?」
「そうですね・・・そうさせてもらいます・・・・」
恵は自分を落ち着かせるために医療室に向かった。
「明日もあの森で少し実験してみようかな・・・・明日はもっと下ら辺の場所で実験するか。いや、でもそしたらまた今日みたいになるのかな・・・・でも場所を変えても変わらないか・・・
実験するなら平らな方がいいし・・・・下ら辺の方でいいかな・・」
とりあえず今日はもう帰ろう・・・・恵は転移を使って家に・・ガシッ・・!?
「え!?誰ってジジi・・じゃなかった、ミル・ブランドさんじゃないですか。」
「お主今ジジイと言わなかったか?」
「気のせいじゃないですかね?」
「・・・まぁよい、お主が朝送った場所にまた行きたくてな・・」
「えっ?また死にに行きたいの?」
「修行のためじゃ・・と言ってもこの腕輪があればめったな事がなければ死なないじゃろ?」
「・・分かりました。なら俺も行きます。ジジ・・いえ、あなたの戦いを見てみたいので。」
「お主・・もはや名前も呼ばなくなったのぅ・・・・」
いやぁ、もうめんどくさくて・・・・
「とりあえず行きますか・・・『転移』」
恵はもう一度山へ転移した。
そして、転移が終わって目に入ったのはやはり木・・・・ではなく闇より深い黒い毛をを持ち恵よりはるかに巨大な体を持ち獰猛そうで巨大な犬の顔を3つ持つ魔獣・・・・最上級魔獣図鑑で見たケロべロスの上位種、ブラックケルベロスと言う魔獣だった。
「な、何じゃと!?こやつはブラックケロべロスかッ!?こいつはまずい!!逃げる・・・ぞ・・?」
ジジイが驚くのも無理はない、俺も驚いた、何故ならブラックケルベロスが逃走を開始させたからだ。
「ちょっと待て!!!」
驚きすぎて何故かブラックケルベロスを呼び止めてしまった。
すると、ピッタッと言う音が当てはまりそうなほどきれいにブラックケルベロスの動きが止まった。
「・・・・・ん?止まった?」
「お主今魔法を使ったのか?」
「いや、使って無いですけど・・・・俺の言葉を理解したのか?
・・・・おいで?」
恵がブラックケルベロスに向かって手招きするとすごくビクビクしながら寄ってきた。
「・・・・怯えておるのか?・・・・お主一体何をしたんじゃ?」
「・・・・心当たりは・・・・ない・・・いや、一つだけありますけど・・・あれなのか?
・・・ケロちゃん(恵が命名)ここにおいで。」
「ガァウ・・・」
「・・・従うんじゃな・・・お主には常識と言うものは通じないようじゃな・・・」
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