剣魔術勝ち抜き戦
次の朝・・・ピピピピと目覚まし時計が鳴り(電波時計だが使えた)恵はゆっくりとベットから起き上がり時計を止めた。
「ん~よく寝た~。さてと・・・今日は剣魔術大会(?)を開催するんだよなぁ~やっぱり一応行った方がいいか・・・・」
恵は一階に降りようとしたが、メリーさんとメルちゃんを隣の部屋に寝かしていたこと思い出しドアを少し開けてみたが二人はぐっすりと寝ていたのでそっとしておいた。
恵は、一階に降りてからキッチンで2人分の朝ごはんを作ってラップをかけてすぐ横にメモを書き残してから、ストレージからサンドイッチを3個ほど出して食べながら家を出た。
それから少し時間が経ち・・・・恵は剣魔術大会(?)の会場・・コロシアムに来ていた。まだ6時前だと言うのに会場の近くは人であふれ、屋台などがたくさん並んでいた。
「こんな朝から・・・一種の祭りみたいだな・・・・」
コロシアムの中にもう入れるらしいので入ってみたが・・・・人・人・人・・・・・もう前が見えないくらいの人が入っており試合をする場所は全然見えなかった。
ならほかの人どうやってみるか・・・それは、コロシアムの外には魔法で試合をする場所が映されており中に入らなくても見えるようになっている。
しかし恵は違った。
「空から見た方が見やすそうだな~・・・・『光化学迷彩』『フライト』」
光化学迷彩・・・自分の周りの光を屈折させて人の視覚に感知されないようになる魔法。属性は光(恵のオリジナル魔法)
フライト・・・見えない風が自身の体を包み込みその風の力を借りて空に飛ぶ魔法。属性は風(最上級魔法)
恵はその2つの魔法を使い空へ飛び上がった。
それと同時に6時を知らせる鐘の音が響きわたり・・・・
『さぁ!今年もやってきた『剣魔術勝ち抜き戦』!!今年の新入生はどれだけの力を蓄えているかが見ものだぁ~!!昨年は総順位287位まで勝ち抜いたと言う過去最高記録が生まれております!!
そして今回の司会は『メイ・クラネット』ともう一人!!特別ゲストが来ています!!その名も!!』
『フォッフォッ、今回はわし『北の賢者』こと『ミル・ブランド』じゃ。』
『今回特別に北の巨大砂漠国家『アルバ』からお越しくださいました!!』
「き、北の賢者が来たのか・・・?」と、ちらほら言っているが『賢者』と言う称号は魔法の極地にたどり着いたものと言う意味でもあり魔法使いならだれもが夢見る称号である。
『この二人で今回は司会を務めさせていただきます!!』
「「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」」」」」」」
観客たちのテンションは一気にピークとなった。
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魔法について・・・・
魔法には階級がある。その階級によって攻撃力と消費魔力、構成にかかる時間が長い。
階級はポーションと同じでだ。ただし劣級は生活魔法となっている。生活魔法は地球で言うライターやランプぐらいの力しか出ない。
魔法攻撃力の差
(火魔法の場合)
初級 木が焦げる。又は一本燃える。
中級 木が二~三本燃える。
上級 林が焼け焦げる。
最上級 森が全焼。
帝王級 山がマグマだらけになる。
神級 山の三分の一が壊滅。
神王級 山が完全消えて塵も残さない。
と言った感じだ。
本日の報告です!!
本日のブックマーク者は148人から151人となりました。
評価者の方は増えませんでした・・・・残念です・・・
最近雨が降ったり暑くなったりと・・・イライラしますね!(笑)
それでは!!