家!?
「私を一日買ってくれませんか?」
「えっ?!」
唐突に言われたまさかの発言に恵は驚き固まった。
「銅貨二枚でもいいです!!お願いします!私を買ってください!!」
「買って何すればいいのさ・・・」
「買ってくださるなら何でも・・・」
「家は持っているか?」
「かなり崩れてはいますがあります。」
く、崩れている?
「そこに案内してもらってもいい?」
「は、はい!ありがとうございます!!こちらです!!」
少女は恵が買ってくれると思ったのかものすごくうれしそうな顔をして裏路地を歩き出した。
恵はとりあえず休む場所があればいいと思い少女の後ろをついて行く・・・・ストレージにテントや家が入っていることの気付かずに・・・・・
何十分歩いたかはわからないが、最初に居たにぎやかな場所とは違い雰囲気が暗くとても汚い場所を歩いていた。もしかしなくても小説とかでよく書いてあるスラムと言うところなのだろうか・・
「着きました!!」
少女が止まり指を指したところには家とは呼べない・・かろうじて風はしのげると言った場所だった。まず、屋根は無く壁はところどころ崩れたり、ひびが入ったりしている石の壁だった。
「・・・・ホントにここでいいのか?」
恵は迷った、ホントにこんなところで寝ていいのかと・・・悩んだ末に出した答えは・・・
「あっ、ストレージになにかはいってるんじゃね?」
「すとれーじ?それは何ですか?」
「ん~・・・まぁいろいろなものが入っているもの?だよ。」
「・・・・??」
恵はとりあえずウィンドウを出してとりあえず寝れるものを探した。と、検索した結果、テント(微~特大・魔)や家(微~特大・魔)があった・・・・一体的(魔)とはなんだ?
『テント(魔)』を取りあえず出してみた・・・・・見た目ただの家族4人くらいが入れるようなよく打っているテントと全然変わらない・・・変わっている場所は入口に扉があるくらいで・・・・うん、なんかテントと同じくらいの大きさに扉を切って無理やり取り付けたようなテントになっている・・・
「なにこれ・・・・」
「知らないで出したんですか?」
うん、何だろう少女の純粋な疑問がグサッと胸に刺さったよ・・・・・・
ま、まぁ、中に入ってみようかな!
恵は扉を開け中腰になりながらも入ってみた・・・・・
「なんじゃこら~~~~!?」
叫ぶのは無理はない・・・・なぜなら・・・・
「家じゃねぇか!!!???しかも俺の家に似てねぇか!?いや、俺の家まんまじゃん!!」
そう、テントの中は普通の家、しかも、地球に居た時住んでいた自分の家だったからである。速攻で自分の部屋を確認しに行ったらPCもあり漫画もあり、ベットの下に隠してあったエッチな本もあった!!
最後のはいらなかったよ!!
「あ、あの、ここはどこでしょう・・・・・」
いつの間にか後ろに居た少女が聞いてきたが。・・・・俺ももう何が何だかわからないよ・・・・
本日の報告です!!
本日のブックマーク者は137人から5人増えて142人となりました!
評価者は増えませんでした!!
これからは毎日更新がきつくなりそうです・・・・出来るだけ早く更新はしたいと思っていますのでよろしくお願いします!
勝ち向きバトルが終わったあたりに、人物紹介をしたいと思っています!!
それまで少々お待ちください!!
それでは!!