狐族
ふぅ・・・すっきりした。
何時間話したかもう覚えてねぇよ・・・・・
さてと、門のところに行ってギルドカード返してもらわなくちゃ。
恵は転移魔法を使い門のところに転移した。
「おかえりなさいませ!最高位司令官長殿!」
転移が終わった瞬間に声を掛けられた。
しかもその相手はギルドカード渡した騎士であった。
「これをお返しします!!」
騎士はギルドカードとお金を渡してきた。
「このお金は?」
「はい!捕まえてきた人の中に20人中8人が賞金首だったためかなりのお金となりました!
そのほかの12人の盗賊は1000Gでした!」
「そうか、ならこの金ならここにいるすべての騎士たちは飲み会ができるな?」
「は?は!そのお金ならできます!」
「ん。ならこの金でここに居る騎士全員で飲んで来い。」
「は!ですがいいのでしょうか?」
「仕事はこっちで全部やるから気にするな。」
「りょ、了解であります!!」
そう言うと騎士は走っていき仕事をしている騎士たちをどんどん誘っていた。
騎士を飲み会に行かせた理由?単なる思い付きだよ。
で、騎士が居なくなり恵は書類の制作と整頓、そして、門を通る時の持ち物チェックをしっかりとした。
賄賂とか渡されたが軽いもの・・と言うか、人が危険になりそうなやつ以外は入れてあげた。
恵が危険と判断したものは、その人が知らないうちに無くなっているはずだ。
そんな感じで仕事をしていると・・・・一人の人が門を通ろうとしていた。
が、フードを深くまで被っていて怪しい、と言うか凄く怪し過ぎる。あからさまに周りを気にしている。
「おい、ちょっと止まってくれ。」
フードを被った人は一瞬ビクッっとしたがちゃんと止まった。
「すまないいが、フードを取ってくれないか?」
フードを取ってくれと言う言葉を聞くとまたビクッっとした。何かあるのだろうか?
何故かフルフルと震えているし・・・・
「すまん、勝手にとるぞ。」
恵はフードに手をかけフードを一気に取った。
すると現れたのは狐の耳を頭に生やしている小さい女の子だった。
「あっ!いや!」
少女はフードをすぐにまた深くかぶった。
「君、ちょっと来てくれ。」
「あ、あの・・・これで勘弁してくれませんか?」
そう言って渡してきたのは銀貨2枚だった。
「ん?そんなのいらないから、俺はちょっと話がしたいだけ。
ん~・・あそこでいい?」
そう言って恵が指さしたのは門の下である。
そこにストレージから取り出したレジャーシート(微小)を下に敷いた。(4人くらい座れそうなシート)
「ほら、おいで。」
恵はシートをポンポンと叩いて少女を呼んだ。
少女はおずおずと近づきゆっくりと座った。
「なぁ、君の名前は何て言うの?」
「・・・私の名前はシルシーそして種族は狐族です。」
報告はもうしてあるので今話はやりません!
そして初めての獣人・・・要望のキャラを入れるタイミングが全然わからないために入れてみましたが・・
要望のキャラはもう少し待ってください。
それでは!!