第三話
めっちゃ短いです。
「おい、お前ら!金目のもんおいてけやぁ!」
「そうだぞぉ、お頭に逆らうと酷い目に遭うゾォ」
「お頭!い〜い女見つけましたぜ!」
「いやっ!やめてぇ!」
「や、やめてくれ!そいつは大事な商品なんだ!」
…飛んでいたら盗賊と奴隷、商人に会いました。
どこの異世界?これ?
とりあえずどうしようかなー。
助けようと思えば助けられるけどぶっちゃけ怖い。
鑑定していけるなら行こう、うんそうしよう。
山賊お頭
サンゾクオカシラ
STR 24
AGI 14
VIT 17
INT 6
DEX 12
LUK 12
スキル
なし
山賊子分A
サンゾクコブンa
STR 18
AGI 16
VIT 12
INT 3
DEX 14
LUK 16
スキル
なし
山賊子分B
サンゾクコブンb
STR 15
AGI 12
VIT 11
INT 6
DEX 12
スキル
なし
おーい、鑑定しっかりしろー。
まあいいか、多分モブキャラだろうし。
てか弱いなお前らよ、これぐらいなら余裕か?
でも相手は武器持ってるし。
いや別にビビってるわけじゃないよ?
こんなステータスの差があるから全然余裕だけど
相手は武器を持ってるから(二回目)
いや別にびひって(ry)
「あ!そこのお方!頼む助けてくれ!
なんでも…なんでもするから!」
ん?今なんでも「はやくっ!」はい。
「まあそういうことだから。
大人しく倒されてね。」
「あぁ!?そんなひよわな身体…あべし!」
「お頭!てめぇ…ひでぶ!」
「おい!なんだよお前…でばぶ!」
うん、弱いっ!俺が強すぎるだけか。
「な、なんて強さだ…」
「す、すごい…」
…驚くのはいいけどそろそろ動いてくれー。
「あの〜…倒しましたけど〜」
「はっ!あぁ、ありがとうございました。
なんとお礼を申したらいいのか。」
「すごい、あんなの私の国の騎士でも敵わない…」
「おーい、大丈夫か?怪我とかないか?」
「あっ、ひゃい!大丈夫でしゅっ!あう…」
「可愛い(確信)。」
「えっ?あの…恥ずかしいです……」
どうやら声に出てたらしい。恥ずかしい。
「すみません、でも事実でしたので。」
商人も奴隷の女の子も唖然としている。
やっべ、間違えたか?やっちまった…orz
「と、とにかく助かりました。
なにかお返しをしたいのですが…。」
「じゃあ、とりあえず街まで連れてってください。
お礼はそこででいいですから。」
「わかりました。
ではこちらへどうぞ。」
俺は馬車に乗り込み、次の街まで束の間の休息を取った。
「…やっぱ揺れが激しい…お尻が痛い…。」
………続く。