08 -別れの連鎖-
08 -別れの連鎖-
スラセラート学園が襲撃を受けてから3ヶ月、季節は夏を過ぎて秋
長かった修繕工事も問題なく終了し、学園は本来の姿を取り戻していた。
演習場は以前より綺麗になり、汚れが目立っていたラボの壁も綺麗に張り替えられ、老朽化していた連絡通路もしっかりと舗装された。
朝、葉瑠はその新品同然の東連絡通路の路面を靴でしっかり踏みしめていた。
(自主練習の日々も今日で終わりですね……)
真新しい路面は朝の光を受けて綺麗に輝いている。これからこの路面が私達の登下校のせいで汚れていくかと思うと少し残念だ。
ともかく、昨日で工事は完全に終了し、今日から授業や訓練が本格的に再開される予定だ。
学年始めにもらったカリキュラム表では連携攻撃の訓練をする予定だが、教官も訓練生も大半がいなくなったこの状況で続けられるとは思えない。
今日はどこで何をするのだろうか。
そんなことを考えていると隣を歩いていた結賀が言葉を発した。
「それにしても3ヶ月か……案外早かったな」
「だね。VFが建築分野であんなにも活躍してたなんて、私知らなかったよ」
「VFは元々が作業用機械だからな。でも、あれなら100体相手にしても勝てる自信あるぜ」
「勝ってどうするの……」
非現実的な結賀のセリフに、葉瑠は思わずため息を漏らしてしまった。
(結賀、相変わらずだなあ……)
……結賀はこの3ヶ月間、ひたすらリヴィオくんと一緒に自主練習をしていた。
これだけ長い間一緒に練習すればもっと仲良くなるのではないかと思っていたのだが、全くそういう進展はないようだ。ただ、以前のようにすぐに口喧嘩をすることはなくなった。それだけでもいい傾向だ。
ちなみに私はシンギ教官との一戦を教訓に、目下、自分に適した戦闘方法を研究中だ。
相手を破壊しなくても相手を行動不能にできる方法はいくらでもある。その方法を模索し、実用レベルまで引き上げているのが現状だ。
エンジニアコースのモモエさんも手伝ってくれているし、試作品もいくつか作ることができた。
宏人さんもつい先日学園に戻ってきたし、今のところ順調だ。
宏人のにこやかな笑顔を思い浮かべていると、威勢のよい挨拶が背後から飛んできた。
「川上先輩、おはようございます!!」
「おはようございまーす!!」
複数の大声に驚き、葉瑠は振り返る。
そこには笑顔を浮かべる一年生の集団がいた。
「うん、おはよ……」
葉瑠は軽く手を上げて応じる。すると一年生は満足したようで、こちらを追い抜いて足早に去っていってしまった。
この現象には結賀も驚いたようで、早速葉瑠に問いかける。
「おいおい葉瑠、何なんだ今の元気な集団は?」
「一年の訓練生だよ。何だか私、みんなに懐かれちゃったみたいで……」
「何すりゃあんなに羨望の目で見られるんだ? オレには挨拶一つしねーのに」
「それは結賀が怖いからだよ……」
彼らが私を慕う理由。それはシンギ教官との手合わせにある。
あの手合わせで私は卑怯な手を使いながらもシンギ教官に勝ってしまった。
そのせいで彼らは私が強いランナーであると勘違いし、今に至るというわけだ。
誤解を解きたいのも山々だが、先輩と呼ばれるのも案外悪くない。むしろ心地よい。
「結賀も優しく接してあげれば、挨拶くらいはしてくれるようになるんじゃない」
「はあ? 目上の人間に挨拶するのは常識だろうが。……よし、今から追いかけてシメてやるか……」
「だからそれをやめなよ……」
走り去っていく一年生の集団を眺めていると、前方にマスクの男を見つけた。
(うわ、アルフレッド教官だ……)
アルフレッドは流れに逆らい、学園から離れるように歩いていた。
アルフレッド教官はこちらよりも先に私達を発見したようで、近づくなり先ほどの一年生についてコメントする。
「葉瑠君はすっかり人気者だな」
アルフレッドは葉瑠達の正面で立ち止まり、マスクの位置を指先で直す。
葉瑠達は通り過ぎるわけにもいかず、アルフレッドの手前で足を止めた。
「人の価値というものは目上に対する態度よりも目下に対する態度で決まってくる。我々に気を遣うくらいなら、その分後輩たちの面倒を見てやることだ」
「はぁ……」
相変わらずよく分からない説教だ。
まあ、後輩を大事にしろと言いたいのだろう。
結賀はこれ以上アルフレッド教官の小言を聞きたくなかったのか、珍しく自ら話題をふる。
「アルフレッド教官……その荷物どうしたんだ?」
結賀の指摘した通り、アルフレッド教官は大きめのショルダーバックを肩に掛けていた。
アルフレッド教官はそのバッグの側面を軽く叩き、理由を告げる。
「暫く故郷に帰ることにしたのだよ」
「そうなんですか……急な話ですね」
本当に急な話だ。
「もしかして、ルーメ教官と同じように国に招聘されたんじゃ……」
「それは違う。……が、詳しい理由も話せない。悪いがここは何も詮索せずに静かに見送ってくれまいか」
事情を話せないなんて、よほどのことがあるようだ。
あのアルフレッド教官が簡単に死ぬとは思えないが、一応心配くらいはしてあげよう。
「わかりました。くれぐれも怪我には気をつけてくださいね」
「ありがとう。その言葉だけで心強い」
アルフレッドはかばんを持ち直し、東の居住区に足先を向ける。
「今からシンギ教官に挨拶を済ませてから出発する予定だ。その時に今後の訓練についてシンギ教官に引き継ぐつもりだ。シンギ教官の元ならば私よりも効率的に操作技術を向上させることができるだろう」
教官が変わってしまう……
アルフレッド教官からはいろんなことを教わったし、まだ教わりたいこともある。
そう思うと、とたんに物悲しくなってきた。
「……何だか残念です」
「そう思ってくれているだけで、教官冥利につきるというものだ」
アルフレッドはとうとう居住区に向けて再び歩みを再開する。
「葉瑠君」
「はい」
「何が起きようとも、君が信じる道を進みたまえよ」
「……?」
「では、さらばだ諸君」
去り際にそう告げ、アルフレッド教官は行ってしまった。
ある程度離れると、結賀はぽつりと呟く。
「……ランキング戦、これでライバルが一人減ったな」
結賀は悪い顔で笑っていた。結賀にとってはアルフレッド教官との別れはそれほど辛くはないみたいだ。
葉瑠は溜息で応じ、注意の意味も込めて言い返す。
「そうは言うけれど、ルーメ教官とアルフレッド教官がいなくなっただけで、宏人さんやエネオラ先輩、それにイリエ教官もいるし……相変わらず上位を狙うのは難しいと思うよ」
「困難だからこそやりがいがあるってもんだ」
「そう……」
結賀らしいといえば結賀らしい。
……いつまでもアルフレッド教官を見送っていても仕方がない。
葉瑠は踵を返し、学園校舎へ向かうことにした。
午前の訓練を終えて昼休み
改装された食堂では葉瑠に結賀にエネオラ、そして宏人が丸テーブルを囲んでいた。
別の卓にも見知った顔があったが、リヴィオくんは男子三人組と楽しげに談話しており、シンギ教官は一年生に囲まれてゆっくり食事をとるどころではなさそうだった。
結賀はパスタを啜りながら宏人に問いかける。
「川上教官、随分久しぶりですけど、どこ行ってたんですか?」
「こう見えて僕は人気者でね。各国から操作指導の仕事が来ていて大変だったんだ。一段落ついたからスラセラートに帰ってきた訳だけれど……」
語尾を伸ばし、宏人さんは周囲を見渡す。
「……なんだかここも随分と寂しくなってしまったね」
昼時には活気に満ちていた食堂は、今は殆ど人の姿がない。
あれだけ大規模な襲撃を受けたのだ。危険と分かっていてこの学園に戻ってくるような勇気のある……もとい、頭のネジが飛んでいるような人間は少ない。
職員は半分以上が辞め、エンジニアコースの学生も7割近くが別の学校に転校、ランナーコースの訓練生に至っては8割が辞め、ランキングに名を連ねていたOBやOGも学園を離れてそれぞれ帰国してしまった。
人が減った分悠々自適に訓練できるのは有難いが、閉校になってしまったら元も子もない。
がらんとした食堂を見渡した後、葉瑠は宏人に同意する。
「そうですね、今朝はアルフレッド教官も帰国してしまいましたし……このまま自然消滅なんてこと、ないですよね……」
葉瑠は身近な人物のことを頭に思い浮かべる。
ルーメ教官はインドへ、アルフレッド教官はトルコに帰国
アビゲイルさんは破壊されてしまってもういない
カヤちゃんは正体が露見した後は行方知れず
ちなみに、スーニャは親御さんがここまで乗り込んできて連れて帰ってしまった。また会えるかどうか怪しい。
そして、後1人学園から去る予定の人物がいた。
それは隣で菓子パンを頬張っているアメジストの髪が特徴の女性、エネオラ先輩だった。
葉瑠はエネオラに話しかける。
「エネオラ先輩はいつ露国に行ってしまうんですか?」
エネオラは口の中のものを飲み込み、葉瑠に応じる。
「えーと、実はこっちで待機を命じられてて……何か起きないかぎり露国に行くことはないみたい。近いうちに呼ばれるって聞いてたんだけどねー……」
「そうなんですか……」
何ともアバウトな答えだ。
結賀はエネオラの話に絡め、しつこく宏人に質問を続ける。
「そういえば、川上教官とかイリエ教官って、日本から命令とか来てないんですか?」
スラセラートに限らず、今世界では自国のランナーを防衛などのために呼び寄せている。
日本も例外ではないと思うのだが、宏人さんは首を横に振る。
「僕は来てないし、彼女にも来てないんじゃないかな。日本にはあの柏木綜真がいるし、VFに関しても溜緒工房や七宮重工の本社もある。守りは盤石だよ」
日本はVF技術や量子コンピュータに関しては群を抜いている。もし攻撃を受けても即座に対応可能だろうし、サイバー戦でも負けることはないはずだ。
「まあ、仮に日本に帰れと言われても、僕はスラセラートを離れるつもりは無いけれどね」
そもそも、宏人さんはURのリーダーでアンカラードの運営にも深く携わっている。日本に呼ばれても無視するに違いない。
(アンカラード……)
宏人さんがこの組織と深く関わっているのは間違いないが、本人から直接この件については聞いていない。
今後、アンカラードは世界に対してどういうアクションを取るのか。
ふと気になった葉瑠は流れを無視して宏人に問う。
「ところで宏人さん、日本は……アンカラードに加入すると思いますか?」
「加入すると思うよ。日本どころか世界中の国が、ね」
即答だった。
「リークのおかげでマスコミは大騒ぎだよ。今まで甘い蜜を吸ってきた日本中の寄生虫が駆除されている真っ最中だね。膿が抜け切って国内情勢が落ち着けば、アンカラードに加入するんじゃないかな」
「どうしてそう言い切れるんです?」
「アンカラードは平たく言えば国と国を結ぶ世界規模の仲介者だからね。加入しないと重要な情報が得られない可能性もある。情報戦に疎い日本は喜んで加入するだろうね」
饒舌な宏人に、エネオラが疑問を投げかける。
「川上教官、妙にアンカラードの肩を持つね。あれって更木正志が立ち上げた組織なのに……また10年前の大事件みたいにならない保証はないと思うんだけど」
「世界が平和になる可能性だってあると思うよ」
宏人は体の向きを変え、エネオラに向かい合う。
「10年前の事件もセブンの暴走が原因だって説もあるし、更木正志は汚名返上したいだけかもしれないし」
「やたらと更木について詳しいみたいだね。もしかして……知り合い?」
「そんなわけないじゃないか。……とにかく、僕なりに予測しただけで他意はないよ」
「ふーん……」
テーブルが緊迫した空気に包まれる。
が、間の抜けた着信音がその空気を和らげた。
どうやらエネオラ先輩の端末のようで、先輩は大慌てで上着の内ポケットから端末を取り出すと、画面を確認して耳元に当てた。
「どうしたんですかロジオン教官、何かトラブルでも?」
ロジオン教官から電話がかかってきたみたいだ。
とうとう露国に呼び出されたのだろうか。
エネオラは端末を耳に当てたまま会話を続ける。
「ニュースを見ればわかるって……直接教えてくれたっていいじゃないですか」
エネオラの返答を聞き、葉瑠は自分の携帯端末を起動させ、ニュースサイトを表示する。
ニュースサイトでは目立つ色のテロップが流れており、葉瑠は反射的にそのテロップのすぐ下にあった動画を再生した。
「……つい先程、露国国内で大きな動きがありました。チェチェン共和国、サハ共和国、トゥヴァ共和国、タタールスタン共和国、計4国が露国からの独立を改めて宣言しました。これにより、長らく沈静化していた独立運動が活発化するとみられています」
「これって……」
葉瑠は意見を求めるべく顔を上げる。が、結賀も宏人も自分の端末に目を落としており、情報収集に忙しそうだった。
その後しばらくして結賀が画面から目を離し、一言告げる。
「独立運動……クラッキングで公表されたリーク情報とアンカラードの影響らしいぞ」
その言葉に対し、宏人は端末画面を見たまま補足説明を入れる。
「当時の各共和国に対する政府の対応が史実とは違っていて、おまけに虐殺や謀殺までもみ消されていたようだね。これじゃあ彼らが活動を再開するのも当然だよ。……ここまでリークされちゃ露国は言い逃れできない。だから……」
宏人は画面から目を離し、はっきりとした声で告げる。
「……また武力で押さえ込みに入るだろうね」
宏人の言葉を聞き、葉瑠の頭に戦争の二文字がよぎる。
「じゃあエネオラ先輩は……」
「その武力として、露国から呼び出されたってわけだね」
「エネオラ先輩……」
内戦とはいえ、4国と戦うとなると激しい戦いが予想される。
エネオラ先輩は強い人だが、戦争の世界に絶対という言葉はない。死ぬ可能性もあるのだ。
エネオラはロジオンと通話を終えたようで、携帯端末をテーブルの上に置いた。
「……大丈夫なんですか?」
葉瑠の問に対し、エネオラは笑顔で応じる。
「大丈夫大丈夫、多分、軍と一緒に各地を回って武装勢力を排除して、独立宣言を撤回させるだけだから。それに、私が超強いの、葉瑠も知ってるでしょ?」
ルーメ教官も強かったが、圧倒的な数を前に敗走してしまった。まあ、そうさせた原因は私にもあるのだが……今回は規模が違う。
死ぬ可能性がある以上、気持よく送り出すことなんてできない。
不安げな表情を浮かべる葉瑠に、エネオラは言葉を重ねる。
「だから大丈夫だって。……あ、さっきロジオン教官と話したんだけれど、私、レンタグア社の最新機に乗れるみたいだし、絶対に負けないよ」
「本当ですか?」
「本当、本当だって。嘘じゃないから」
エネオラは葉瑠の頭を撫で、席を立つ。
「もう少ししたら詳しい話が軍関係者から来るみたいだから……ちょっと出てくるね」
そして、駆け足でテーブルから離れていってしまった。
(エネオラ先輩……)
エネオラが去った後、テーブルは一気にお通夜モードに入り、葉瑠は食事もろくに喉を通らなかった。
「――宏人さん、もしかして独立をけしかけたんじゃないですか」
「けしかけたという表現は正しくないよ。まあ、何にせよジェイクが上手いようにやってくれたみたいだ」
昼食後、葉瑠は宏人を廊下の端にある休憩コーナーに連れ込んでいた。
休憩コーナーに二人以外の人影はなく、自動販売機の駆動音だけが響いていた。
いつもなら宏人と二人きりのこのシチュエーションに心ときめかせる葉瑠だが、今はエネオラの件でそんなことを感じる余裕はなかった。
二人は立ったまま会話を続ける。
「アンカラードは世界を統一するための存在なんですよね? なのに独立を手助けするって、矛盾してませんか?」
葉瑠は宏人に怒りの感情を抱いていた。
何故なら、エネオラが内戦で危険な目に遭うかもしれない、その原因が宏人によって作られたことを知ってしまったからだ。
葉瑠は基本的に宏人のことが好きで、宏人の言動には肯定的だ。が、先輩が死ぬかもしれないとなると話は別だ。
普段のおとなしい葉瑠からは想像できない勢いに負けてか、宏人は珍しく狼狽えていた。
「まあまあ落ち着いて……」
宏人は自動販売機で缶コーヒーを購入し、葉瑠に手渡す。
渡された葉瑠は「ありがとうございます……」と両手で受け取る。
宏人は自販機脇のベンチに腰掛け、例え話を始めた。
「日本を例に挙げよう……外国に対する脅威から自国を守るため、また、国家運営を効率的に行うために数十あった国は県となり、日本という国の一部として機能するようになった」
葉瑠はコーヒーを一口飲み、宏人に応じる。
「……廃藩置県ですね」
「その通り。だけれど、ここまで成熟しきった情報社会ではその必要はないんだ。市民は民族単位で国を作ったほうがいいし、地域それぞれが小さな単位で運営していったほうがいいんだ。その取りまとめ役はアンカラードが全て請け負う。無理な政策を押し付けられることもないし、自由にその土地の市民にあった仕組みを構築できる。素晴らしいことだとは思わないかい」
「でも、それってアンカラードが全ての権力を握ることになりますよね。問題になるんじゃ……」
「アンカラードがやろうとしていることは中央集権的統一に思えるけど、実のところは各国家間のネットワーク、橋渡し役、仲介役として機能することなんだ。アドバイザー、シンクタンク、運営代行業者と例えてもらっても構わない。とにかく、人はより豊かな生活を手に入れることができると思うよ」
宏人の言葉に迷いはなかった。そして悪意の欠片もなかった。
……純粋に平和を望んで行動している。
葉瑠もそれを感じ取ったのか、小さくため息を付いて頷く。
「……わかりました。だったら、私にもお手伝いさせて下さい」
葉瑠は宏人に手伝いを申し出た。
現地に行けばエネオラ先輩を少しでも危険から遠ざけることができるかもしれない、そう考えての申し出だった。
しかし、宏人は首を横に振る。
「悪いけれど今回は葉瑠ちゃんに手伝えることは何もないよ」
「……」
宏人はきっぱりと言い放った。それは葉瑠にとって残酷な一言でもあった。
宏人はベンチから離れ、休憩コーナーから離れていく。
「サハ共和国でジェイクが待ってる、僕もそろそろ出発の準備をしないとね」
そのまま宏人は葉瑠に背を向け、廊下へと出て行ってしまった。
「……先輩……」
葉瑠は1人、自分の無力さを呪っていた。




