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面倒な人たちに囲まれて。  作者: 枯木榑葉
序章 ~序章なのに長いとか言わないでっ!!~
5/36

その4

今回はいつもより少なめです。

読んでいただきありがとうございます!!

何で寝てんですかあああ!!

元凶貴方でしょう!? 絶対!!

まあ、確かに? ここまでややこしくしたのは、B先輩でしょうけど!! そこは今はおいといて!! 現実を見なさい!! 今を受け止めるのよ!!


どうして、元凶がAさんだと思うかと言うと、だって、この人祝い事好きですから! 無駄に明るいから、今日は何の日? よし、何もないなら何もない祝日だ!! って言ってるやつですからね!!


でも、だから、

何で寝てんですか!?

元凶は責任とって最後まで面倒を見てください!! 迷惑です!!


まあ、確かに祝ってくださるのは嬉しいですが。

サプライズで祝われたときは本当に嬉しかったです! もう、思い残すことはないって思いました! ――すみません。嘘です。さすがに、思い残すことはありました。しかし、本当にそれぐらい感激したんですよ!! 楽しかったなぁ~、あぁ、思い出すだけで幸せ。




「誰のこと考えてんの?」

「え?」



思考の海にどっぷりと浸かっていたら、B先輩に現実に戻されました。


て、あれ? 何か、怒ってません? 心なしか不機嫌なような気がするんですけど。



「だから、誰のこと?」

「えーと?」

「誰のこと考えてたの。早く白状した方が身のためだよ」


なにが? え? 誰って……誰?

意味が分かりません。


そう思っていたら、兄が助け船? で、いいのでしょうか。取り合えず、会話に入ってきました。



「妹が何考えてたってお前には関係ねぇーだろ。恋人でもねぇーんだし」



確かにー!! 一理ありますよ! そのまま説き伏せちゃえ! やっちゃえ、お兄ちゃん!!



「は? 何言ってるの? 妹は俺のものだろ」



いや、貴方が何言ってるんですか?

私がB先輩のもの?

意味、分か、らん!!

人を勝手に物のように扱うのやめてもらえます? 迷惑です!!


「そんなこといいから、誰のこと考えてたの。早く答えないとキスするよ」

「はっ!?」

「ほら、早く」

「え、えっと、誰と言われましても。えーと、その、えー」


何て言えばいいんですか!?

人じゃないんですけど!

誰って言われても誰ですか!? 私が知りたいです!!

取り合えず、素直に昔、祝ってもらって嬉しかったって言うしかありませんね。


「前にやっていただいただいた――」

「残念、時間切れ」

「え? ――んぐっ!!」


やりやがったああああ!!

言ってる途中にキスするなんて!!



「……ちょっ……ふっ、う…………やっ……めてぇ……っ!?」



ちょっ! この人、舌入れてきましたよ!?

ここで、ディープキス!?

みんな、見てるんですけど!!

兄とか固まってるじゃん!!



「ふぁ…………んっ……あっ……」

「妹は俺のものだよ。わかった?」

「うっ…………は……い……んっ」



――って、何了解してんのおおお!?

うわっ、どうしよう! 頭がぼやけてきました!!

それに、体に力が入りません!! まさに絶体絶命です!!



「よし、じゃあ、今はこれぐらいにして。俺の部屋に行こうか」

「え?」


え? え、えええええ!?

何でですか!? これで終わりでしょう!?

今はって何ですか!?


やっと、離してくれたと思ったら、部屋来い宣言!! これは危険です! 私が、大事に大事に守ってきた――別に守りたくて守ってた訳ではありませんが――貞操が危うい気がします!!


何とかして逃げなくてわ!


ここにいるのは、全員で5人。

私とB先輩を除くと、Aさん、C君、それから兄です。さて、ここで、誰を選ぶかで私の命運が決まります!! 慎重に考えなくてはっ!!











うーーーん、よし! 決めました!!






私は――――





これで、やっと、序章終了です!

次回、本編に入ります!!

ひとまず、お疲れさまでした!!

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