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面倒な人たちに囲まれて。  作者: 枯木榑葉
序章 ~序章なのに長いとか言わないでっ!!~
4/36

その3

読んでくださりありがとうございます!

序章なのに長いです。本文より長くならないか不安です。

すみません、すみません! すみまっせーーん!!

今度こそ、本当に思い出しました!!

何で、こんな時間にこの人たちが居るのかってことでしたね!!

早速聞いてみましょう!!


「あのあのあの!! 何で、こんな時間にいらっしゃるんですか!?」


……先ほどの勢いのまま言ってしまったのは、目をつぶっていただきたい。

気にしてはいけませんよ。

例え、少し険悪な? 雰囲気だったところにいきなり叫んでいたとしても。

例え、いきなり変に高い勢いで叫んでいたとしても!

例え、皆さんがものすごく驚いていらっしゃったとしてもっ!!

気にしてはいけませんよ! ええっ!! 気にしませんとも!!


「ふっ、ふははははははははっ!! 何急にっ!! やっぱ、おもしれー!! 妹ちゃん!」


一番に立ち直られたのがB先輩でした。


何で急に笑い出すんですか!!

折角、気にしないように自己暗示かけてたのに!! 完全に、気にしちゃうじゃないですかあああああ!!!!


うわぁぁぁああああああ!!!!

何であの時落ち着いてから聞かなかったんだろー!? さっきまでの無駄な雰囲気ぶち壊しじゃん! まあ、確かに!? あの雰囲気は壊れた方がよかったけどっ! 他に方法があったでしょーーーーー!!??



「それは、俺も同じ質問しただろ。答えろよ、テメーら」

 「ひーー、あははははっ! あー、俺らが何で、ふっははっ、ここに、居るかって? はははっ、笑いがとまんねー!!」 


貴方まだ笑ってたんですかあああああ!?

さっさ笑い止めてくださいいいいい!!!!


「あー、お祝いしに来たんですよ。誕生日でしょう? 妹と弟の」


笑いがなかなか止まらない、B先輩の変わりにC君が説明してくれました。


「え? 確かに明日は誕生日だけど別に明日の朝に祝ってくれたらいいんだけど。何でわざわざ今?」

「そんなの、誕生日になったと同時に祝うためでしょ? 常識だよ?」

「そんな常識知りません。だいたい、常識ある人間は、こんな遅くに人の家に来ません」

「ああ。てか、こんな時間じゃなくても、俺と妹の愛の巣にきてんじゃねー」


愛の巣って! 何言っちゃってるんですかあああああ!? 愛の巣って愛の巣って愛の巣ってええええええええええええええええええ!!!!


貴方のシスコンも大概にして下さい!!

朝起きたらおはようのキスから始まり、お休みのキスまで!! 通算15回以上キス迫られてるんですよ!? ほんと勘弁してください。私は貴方の将来が心配です。このキス魔に耐えられる方がいらっしゃるのか。だいたい、この人に恋人は出来るのでしょうか? まずはそこが問題です。折角、顔良し、頭良しに加えて、運動も出来るオールマイティーなのにシスコンで、性格に若干難ありとか残念すぎます!! 早々に妹離れしていただかなくては!! 私にも彼氏が出来ないじゃないですか!!


「でもやっぱり、誕生日になったと同時に祝われた方が嬉しいでしょ?」

「いや、朝でいいし」

「僕に祝われるのが嫌なの?」

「うっ」


C君が捨てられた子犬のような目で見つめてきました。


かわいいいいい!! うう、そんな目で見られると私がいけないことしたみたいじゃないですかああああ!!!!


「いっ、嫌じゃない、けど」

「本当!? 良かった!!」


うおおおおおお!! ニパッて効果音が着きそうな笑顔です! かわいいよおおおお!! 女の私よりかわいいって何なんですか!?


「じゃあ、俺らが居ても問題ないよね?」


B先輩がすかさず聞いてきました。


確かに認めてしまったのでそう言うことになるかもしれません。


しかし!


「それとこれとは別問題です!! そもそも、弟今居ませんし!!」


「弟君には明日言えばいいじゃん」


だったら、私も明日でいいですよ!!


「そういえば、弟居なかったんだな。どこにいってんだ?」


おにいちゃーーーーーん!!!! 兄弟でしょ!? シスコンなのに、弟には興味がないってどうかと思いますよーーーー! そこはもう、ブラコンにもなっちゃいましょうよ!! 弟が可哀想です!!



あれ? そう言えば、Aさんが全く会話に入ってきません。どうしたんでしょうか?


そう思い私はAさんの方に目を向け、






――――絶句しました。






Aさんは寝ていらっしゃったのです。








何で寝ているんですか?



貴方、私たちを祝いに来たんじゃないんですかあああああ!!??




次回、序章終了予定です。

長かった。長い序章でした。ううっ。

作者泣かせの序章。


誤字脱字等有りましたらお知らせ下さい。



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