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面倒な人たちに囲まれて。  作者: 枯木榑葉
最終章 ~面倒な人たちに囲まれて。~
33/36

人物紹介5 B先輩とは 

○アイザック・リンデル


魔法のある国で宰相をしていた。物腰は柔らかく、普段は敬語で話すが、情緒が不安定になると口調が崩れる。

国に囲われてしまった王様には同情しており、彼の願いは叶えてあげたいと思っていた。が、しかし、王様と同じ人物を好きになってしまってからは、王様の気持ちには気づかない振りをしてオフィーリアと距離を縮めようとしていた腹黒い一面も。

必死に王様に会おうとしていた頃からずくずくと恋の矢を打たれていたが、城で会って会話をしていくうちに好意が限りなく恋情に近づいた。王様の遊び相手だった側室に囲まれ、嫌味をねちねちと言われていた時に、凛とした芯の通ったまっすぐした姿勢で撃退する様子にズキュンと、とうとう胸を打たれ恋に落ちた。


オフィーリアが世界を飛ばされてしまったあと、魔法の使えない自分はどうすればいいのかを考えた結果、オフィーリアが夢の世界の存在を話していたことを思い出し、世界の理を壊して今いる世界から夢の中の世界にいこうと考えた。本当にそこにいける確証はなかったため、一か八かの運試し。

見事夢の世界に入り込むことができ、夢魔になった。

世界の断りを壊してしまったため、"アイザック"としての自我は消され、新しい自我が芽生えた。自分の罪に囚われ悔悛するようにお咎めを食らった。



○彼方(かなた)


主人公からの通称はB先輩。

元アイザックで、現夢魔。

お咎めで消えてしまったアイザックの変わりに生まれた自我。

胸の奥深くから『オフィーを探せ』という催促されたため、精一杯見つかるまで諦めずに根気強く探すか、と覚悟を決めていたにもかかわらず、一番最初に覗いた夢が主人公の夢で肩透かしを食らった気分だった。

そもそも、夢魔だから好きな人の夢の中にもぐれるから、すぐに見つかるは当たり前。


6歳である主人公が見る夢をはらはらしながら見守りつつ、あぁ、やっぱりかわいいなぁ。ハァハァ。とか思ってた変態の一面もあるが、大体は兄のような気持ちで主人公の成長を見守っていた。面倒見のいいお兄ちゃんポジションです。作者的には。


夢の世界は、未来を見る場合は干渉できないが、実際に相手が夢を見ている場合のみ干渉できる。

夢の世界にいるため現実がどうなっているのかが分からないため、よく未来を見に行っていた。しかし、不確定要素の主人公の未来は選択しだいで変わってしまうので、パラレルワールドの未来をたくさん見て知識を蓄え、主人公の夢を見て性格等を知り進むであろう未来を予想。


主人公が現実の今いる世界に留まることも考えて、主人公の周りにいる人物の根っこにあるヤンデレ部分に気をつけるようにと、思い出す前日にもし彼らがヤンデレに覚醒したらこんな感じだと予想して作った夢を見せた。自分も主人公と会話をしてみたかったから、昔転校して行ったB君の存在を乗っ取って夢に登場。

アイザックの時の記憶もあるため、リチャードである天羽のことをあまり好ましく思っていない。天羽が夢にあまり登場しなかったのはこのため。


名前が彼方なのは、主人公に彼女の名前を教えた時に、主人公にとって自分は遥か彼方の存在だろうな、と思って内心慌てて付けた。即急でつけたにしてはそこそこの名前だと、彼は自負している。



恒例の質問コーナー!

―あの人のことどう思う?―


―主人公の兄―

かわいそうな王様、とアイザックは思っていたみたいだね。俺的には執着心の強い人だなって思うけど、昔の俺のことを考えると人のこと言えないね。

今の彼はシスコンだよね。正確には血はつながってないから違うけど。彼女からしてみると、兄としてみてきた人にいきなり好きだと言われて、大混乱だろうね。相手のことも考えて欲しいよね、王様には。


―Aさん―

トラブルを起こして、彼女に対処してもらうなんて、羨ましいな。立場変わろうよ。ムリだけど。

彼の愛は自分が迷惑を掛けていると自覚しているのに、止められない。なんか、聞いてて哀しくなるようなヤンデレだよね。彼の道に行ったパラレルワールドではハッピーエンドで終わるといいんだけど。


―C君―

かわいい小動物に見せかけて、中身は真っ黒。イカ墨よりも黒そう。

何で、この人とAさんは覚えてたんだろう? って疑問に思うだろうけど、正確には彼女が力を取り戻した時にAさんとC君は思い出したんだー。いかにも、俺、覚えてたからな、みたいに言ってたみたいだけど、ずっと覚えていたわけではありませーん! 彼女を引き止めるための方便、だね。結構腹黒いよねー、彼。結局、その思いも報われなかったわけだけど。


―天羽(リチャード)―

彼自体は嫌いじゃないと思うんだけど、アイザックの記憶もあると、若干ムカつくかな。彼が何かしたわけじゃないのに、嫌うのはダメだと思ってるんだけどねー。こればっかりはどうしようもないな。魂から嫌ってるから。彼女の補佐とか羨まし過ぎるじゃないか。彼女は彼を選んでしまったし。いいこと尽くしで、一発でもいいから全力で殴り飛ばしたい。ちゃんと、彼女と一緒にいてあげてね。彼女、寂しがりやだから。


―主人公―

ごめん。謝って済む話じゃないけど、ごめんなさい。大切な人たちを殺してしまって。許して欲しいなんて言わないよ。一生恨んでくれてかまわない。でも、できるなら、俺のことを覚えててくれると嬉しいな。

幸せになってね。


――バイバイ。


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