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面倒な人たちに囲まれて。  作者: 枯木榑葉
第二章 ~明るいけど実は××××だった幼馴染みに囲まれて。~
12/36

中編

すみません。

今回は短いです。

「おい、嫌がってるだろ、離せよ」




と、いう言葉でヒーローのごとく登場したAさん。まあ、実際には最初からいたんですけど。



「おや、戻ってきたんだ。んー、この場合は…おはよう、かな」

「ああ、お前のおかげで俺がするべきことを自覚することが出来た、お礼を言うべきか?」

「お礼なんて要らないよ。俺はただ、俺が楽しめたら良いだけだから」

「そうか。なら、離してくれないか?」

「そうだねー。君に自覚させたあとの反応が見たかったわけだから、うん。離すよ」



そう言って、B先輩は私を静かにおろした。


おおー! 床よ、会いたかったわ!! たった数分だったけど、私は離れたくなかったの!! もう一生離れないわ!!


さて、まあ、今はまた現実逃避はダメですよね。

では、先ほどのB先輩たちの会話について、一言。


な ん の は な し だ ?


何? あまりよくないこと?

自覚って何ですか。

取り敢えず、私が誰かの部屋に直行とか、ないよね?

さすがに、もうないよね? ね??


んん? 何かを忘れているような気がします。何でしょう……?


あ、そうだ。お礼、お礼言わないと! 助けてもらいましたからね。C君の時は言いそびれてしまいましたが、あのあとたんとご褒美を根こそぎもらったでしょうからいいですよね。貰った、と言うより奪った、ですけど。あれで、足りないとかいったら顔面殴りますよ。美形だから、顔にはなにもしてこないと思ってそうですが。私はそんなことお構いなしに殴ります。むしろ、殴ってもっと見やすくなれば良いんですけどね。


と、話がずれましたね。

戻しましょう。

ええ、まずはAさんにお礼!



「Aさん。助けてくれてありがとう。何かお礼をしないといけないね」

「お礼って。そこまで嫌なの、妹ちゃん」

「はい、嫌です」

「ズバッと言うね…」

「いや、お礼は……。あー、今日はもう遅いし帰るな」

「そうだねー。もう、今日はいいや。俺も帰ろっ」

「先輩方、帰るんですか? なら、僕も帰ります」

「帰れ帰れ、今すぐ帰れ」

「うん、わかった。気を付けて帰ってね」

「ああ」



んー、結局何しに来たんでしょうか?

お祝いに来たんですよね? 確かそう言ってましたよね?

でも、何もせずに帰るんですね。何しに来たんですか。


皆さん、ぞろぞろとリビングから出ていきます。

私も皆さんをお見送りをするためにAさんの後ろから着いていきます。



「あー、いや、妹」

「なに?」



すると、急にAさんは私の方を振り向き、私の腕をつかんでAさんの方に引っ張られました。



ええっ!?

何するんですか!?



私はその場にとどまることができず、力の方向に傾きます。

Aさんが私を掴んでいる手で支える形で私は停まりました。

そして、Aさんは私の耳元に口を寄せ――



「でも、本当にお礼をしてくれるなら、」




甘く囁いた。





「今からデートしよう」






――と。






今回は次回の全段階ということで。

次回にご期待ください。


あまり、期待されても応えられるか不安なのですが。


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