短い物語りの「続きが読みたいです!」を、考えてみたある作者のエッセイ
″続きが読みたいです!″
小説家になろうの感想欄でよく見る言葉。
今回は、その言葉を紐解き、私だったらこう言う手段をとっています! こう思います! を、エッセイにまとめてみました。
はじめましても、そうでない方もごきげんよう。
『とりあえずごはん(・ω・)』です。
暑い日が続きますが、皆様、お夕飯などは何か食べたいモノはありますか?
料理を作る側が「夕飯は何が食べたい?」と聞いた時。
この問いに対して「何でもいいよ」と返答される。
この言葉と、読者の方から「続きが読みたいです!」と言われる心境は、感覚が似ていると個人的には思っています。
「(美味しければ)何でもいいよ」
「(面白い)続きが読みたいです!」
最低限、こんな言葉が隠れているのかなって。
人によっては、自分の好みに合うなら「何でもいい」「続きが読みたい」に変換されている場合もある。
具体例をあげると。
コメディージャンルで投稿したものを、ホラージャンルとかに続きを投稿したら、多分怒られるでしょう。
逆にブッ刺さる方もいるかと思いますが。
元の作品とあまりにもギャップがあると、違う! そうじゃない! と、言われる可能性大アリ。
何でもいいって言うから、シュールストレミングの缶詰を開けたら、食べる前から臭さに逃げ出すかも知れません。
食べ物の話はこれくらいにして、本題に入りましょう。
前提条件。面白い続きが読みたいは、最低限あるとして。
どんな続きが読みたいのか?
たまたま覗いた感想欄(日間総合ランキング)に3つくらい、ひと言ポンポンポーンと並んでいた事がありました。
この方々の求めている「続き」とは、果たして同じなのか。
″続きが読みたいです!″
″続編希望″
″ぜひつづきをお待ちしてます″
似通った言葉でも、全く同じ言葉でも。
多分、個々人で求めている、想像している続きの内容は微妙に違うかも知れない。
感想欄にわざわざ書くくらいなので、凄い切望しているんだろうなとは思います。おそらく?
誰かの意見を採用すれば、誰かの意見は却下される。それは読者も作者の立場でも変わらない。
──この時。
作者として私が取れる手段は3つ。
※一番良く言われていそうな、短めの物語りを仮定しての話。
※長編とかの、話の続きが気になります! とは、別だと思ってください。
①続きは書かない。
ある意味一番平和的解決だと思う。
続きを求める裏側で、声を上げる事は少ないけれど「続きはいらない」と、思ってる人もいるのは確か。
私個人としては、俺たちの戦いはこれからだー! とか、短編にまとまっている作風なら続きはなくても困らない派です。
物語りの終わりのあとを、想像するのも楽しいです。それは、読者の時も作者の時もかわりません。
どちらかと言うと、視点違いや、後日じゃなくて泣く泣くカットした裏話とか設定の方が知りたい。
②続きを書く。
作品投稿すると、何となく頭にあったモノが、カタチとなり。あとから言語化されるケースが多いです。
投稿した瞬間であったり、感想欄で読者の方とやり取りしたり、ポイント・ブックマークであったり。
誤字報告が来ただけで、パッと浮かぶとか。
ようは何かしらのキッカケから、ちゃんとした物語りに形成される場合もあります。
″続きが読みたいです!″
そんな時にこの言葉はとても効きます。
モチベーションがぐ〜んと上がる瞬間。
読者に言われて、はじめて、この話の続きはどうなるのか? と、具体的なストーリーを考える場合もあります。
読者がある程度、納得できそうな内容なら投稿したり、感想欄でちょこちょこっと書いたり。
③続きは書くけど、投稿はしない。
しかし、いざ続きを書く場合。
ポイントが多ければ多いほど、果たして自分が描いた続きは多数の読者の需要にそえるものなのか? めっちゃ悩みます。
読者3人それぞれが、思い描く物語りの続きが全然違うモノなら。
誰かしらから不満が出るかも知れません。
世間一般的に受け入れられそうにないなぁ〜って思ったら、自分の中だけで消化します。
本当に何でもいいから、続きが読みたいとお思いの方には、あまり褒められた作者ではありません。
ただ、シュールストレミングを例にあげたように、多数の批判とちょっとの熱烈な称賛を天秤にかけたら。
私は「自衛」を選択します。
好きに書いて投稿するのは個人の自由です。
しかし、元々は短かったはずの物語りの続きとして書く場合。好き勝手書いた作品を公開し、代償を背負う覚悟も、時には必要な場合があると思っています。
否定的な感想であったり、ポイント数であったり、代償は様々です。
一番は、読者に与えるダメージが多いこと。
それをふまえて、やっぱりそれでも誰かに読んで欲しいと思うなら、投稿します。
私の場合、ちゃんと投稿したのは短編からの短編くらいですが。チキンなので!
ここからは、おまけに入ります。
″続きが読みたいです!″
実はありがたいことに、自作品でも言われたことがある言葉です。
普通は嬉しいんですけど、言われて困った時もあります。
求められる需要と違うなって思った時は、説明した通り、③番を取りました。
あとは、これから続き投稿するんだよな〜とか。ネタバレしちゃいそうな時ですね。
どう感想コメントを返せばいいのか、頭を悩ませました。
続きを求められている嬉しさよりも、「ヤッベェなんて説明しよう」がまさった瞬間です。
その時は結局、嘘を書いてはいないけれど、ちゃんとした事も言わずにやり過ごしました。
作品を投稿する時くらい、感想返信ボタンを押す方も、毎度ドキドキしちゃう作者です。
普段は自分が読むために小説を執筆しています。
けれど、続きを望まれた時だけは読者のためにをちょっとだけ考慮し、作品をどうするか考える結論にいたりました。
ただ、完全に需要に寄せて書くとかではなく、需要に沿わないなら投稿しないを選択するスタンス。
あとは我が身はかわいいので、作品投稿するなら、スケジュール的に無理のない範囲で。
作品の書き方にもよりますが、今のところ私は大体こんな感じです。
さて、皆様。お夕飯は何が食べたいか決まりましたか?
自分は山盛り素麺が食べたい。
『とりあえずごはん』の、素麺食いたいを頭の片隅に置いて、続きが読みたいです! を、考えてみたエッセイでした。
ちゃんちゃん♪
※我が身はかわいいは「我が身可愛さ」とはちょっと違う感じで使用しています。
他人も大事だけれど、自分はもっと大事的な意味。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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(*´꒳`*)ノシ