表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

時をかける妹 Returns

 額に落ちた雨漏りで私は目を覚ました。


 泣きつかれて寝てしまったようだ。


 ボロボロの天井を直してくれる人はもういな──。


「おーう、やっと起きたかー寝坊助!雨漏り直すから……」


 枕元に兄が立っていた。私のたった一人の家族。大好きだった兄が……。


「はぁ!?」

「なんだあ?幽霊でも見たような顔して」


 私は兄に飛びついた。


「うわっなんだよ」

「殺されてんじゃないわよ!!」


 私は兄のブヨブヨの腹を蹴りながら泣いた。


「イテッ!イテッ!やめろ!」

「ねえおにい……クソ兄貴、今日は何日?」

「あ?今日は……」


 私は再び結婚式の3ヶ月前に戻っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ