攻略隊の帰還と勧誘—1
更新出来ていなかった2週分も纏めて更新できた。よかったよかった
ギルドを出てから約数分、賑わう商店街にやってきた。道行く人にぶつかりそうになりながらも身長の高いタイセイに着いて行く。周りを見ると昨日と同じように獣人族と呼ばれる様々な動物の特徴を持った者たちがおり、人間はあまりいないように見えた。
「なぁ、見た感じ獣人が多いみたいだけど人間はいないのか?」
「あぁ、そういえば今は結構な数の人間がダンジョンに言ってる最中だからな」
「ダンジョン?」
ダンジョンとは世界各地にある遺跡や古代からある建物など強い魔力を秘めている場所に魔物が住み着き、ダンジョン化したものをいい、ダンジョンの奥深くには大量の魔石があり、ダンジョンボスと呼ばれる高難易度モンスターが守っている。
ダンジョンボスを倒すと、ダンジョン自体は解放され、最終的に消えて無くなるか、自然に帰ることが多い。たまに、ダンジョンの姿を残した廃墟となり、他の魔物が住み着くことがある。
「今はエイガルドから2、3日歩いて行ったところに新たなダンジョンが発見されたらしくてね、人間を多く含む攻略隊が攻略中だよ」
「ダンジョンねぇ……それって俺達でも行けるのか?」
俺の言葉にタイセイとサキは軽く笑みを浮かべながら口を開いた。
「流石に俺たちみたいな弱小は無理だよ」
「そうそう、最低でもAランク以上の実力が必要だよ」
「そうなのか…なら俺たちはそんなすぐに攻略隊とかに行かされることもないんだな」
俺の言葉にタイセイも同意するように頭を縦に振る。
「まぁ、カズ君は攻略隊に入りたいようだけどね」
「そうなのか?なんでまた」
「そりゃ報酬は高いし、ダンジョンで手に入れた魔石以外のアイテムや素材ってのは個人で持って帰っていいからね。しかも、見つけた持ち物は見つけた者に所有権は渡されるからね」
(なる程、それはいいな)
「ちなみに報酬ってのはどれくらいなんだ?」
俺が再度質問すると、サキとタイセイは少し困ったような表情を浮かべるがすぐにサキが口を開いた。
「そうだね、聞いた話だから細かいところまでは分からないけど、大体私たちのハウスが2件買えるくらいかな?」
「あのハウスいくらだったの?」
「大体260000ガルドだったかな?」
「てことは日本円にして260万円!それが2件分だというと500万近く貰えんのか!」
(え?マジで?聞いといてなんだけど冗談だよな?)
「大体ね、でもとりあえずユウキ君、声のボリューム下げようか。みんな見てるし」
サキに言われ、俺はハッとした表情で周りを見渡すと周りからの視線が刺さる。
「ここにいるのもなんだし、目当てのお店に行こうか」
「あ、あぁそうだな。大きな声出してすまん」
俺は2人にそう謝ると、タイセイの後を追うように人並みに流れて行った。
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「っと、これで買い物は終わりか?」
今さっき買った食材を大量入れた紙袋を両手で持ちながらタイセイに訊ねる。
「えーと、一応これで全部買い終えたかな。それよりユウキ君大丈夫?」
タイセイは俺以上に多い荷物を持っているにしても俺の質問に表情1つ変えずに答え、その上俺の心配までしてくる。
「私も少し持とうか?」
そしてサキもタイセイに続いて俺の心配をしてくるが、サキも何気に俺と同じくらいの量を持っているのにも関わらず、平気そうな顔をしている。
「俺は大丈夫だから、とりあえず荷物置きにハウスに戻ろうぜ」
俺はそう2人に伝えると、2人も心配そうに俺のことを見ていたが、とりあえず荷物を置きに帰ろうということで道を歩き出した。行きと同じように人混みのせいで道行く人やすれ違う人にぶつかりそうになるが、なんとか避けタイセイたちの後を追う。
(お前らほんとに俺と同じ日本人か?慣れすぎじゃありません?)
俺はどんどん先に行く2人を見ながらそう心の中で思った。




