初戦闘-7
「それで今日はなにをしに来たのかしら?クエスト?ギルド登録?」
筋肉ダルマ(乙女)はいまだに気絶したカズを脇に抱えながらそう聞く。
「今回は両方だな。先にこいつのギルド登録を頼むよ」
ハヤトはそう伝えると、筋肉ダルマ(乙女)はカズを抱えながら「こっちにいらっしゃい」と言ってギルドの中に入っていった。ユウキたちも続くようにギルド内に入っていく。
ギルド内はそんなに広さもなく、カウンターとクエストがランク順に張り出されたクエストボードだけが配置されていた。カウンターには先ほどの筋肉ダルマ(乙女)と2人の受付嬢がいるだけだった。
「じゃあハヤトちゃんたちは受けるクエストを選んでね。それとそこの君はこっちにいらっしゃい」
「じゃあ頼んだぜマコちゃん」
ハヤトたちはそう言ってクエストボードに向かっていった。
「それじゃあここに自分の名前とパーティ名、あとはクラスと魔法が使えるなら魔法適正の欄に使える属性を書いてちょうだい。出来たら私を呼ぶといいわ」
ハヤトにマコと呼ばれていた筋肉ダルマ(乙女)はそう言いながら1枚の紙をユウキの前に差し出してくる。
「あの、パーティー名は分からないというか所属していないんですけど…」
「あら、そうなの?じゃあハヤトちゃんのパーティー名でいいわよ」
(いやハヤトたちのパーティー名も知らないんだけど…。って聞いてくればいいか)
マコはそう言ってカズと戯れている。目の前で地獄を見せられているユウキはうんざりした表情でクエストボードでクエストを探しているハヤトたちの元に向かっていった。
「なぁ、ハヤトお前たちのパーティ名ってなんていうんだ?」
「パーティー名?あぁ、そうか記入しなきゃいけないんだったな」
「マコさんに聞いたらハヤトたちのパーティー名でいいから書いとけって」
「じゃあ『常闇の月猫』と書いとけ。一応それが俺たちのパーティー名だから。あ、あとクエストこれでいいか?」
ハヤトはそう言って1枚の張り紙を示す。そこには『ソードゴブリンとアーチャーゴブリン、それぞれ5体ずつの討伐』と書かれていた。
「俺はなんでもいいさ。危険過ぎなきゃな」
「危険じゃないクエストってまず無いけどな。とりあえずこれで決定でいいか」
ハヤトはそう言ってクエストボードから剥がし、マコの元へと持っていく。




