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ワールド・オブ・ザ・デスゲーム  作者: 悠城 拓
第1章 「全ての始まり『エイガルド編』」
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デスゲームの始まり-11

「……もう1つは『未来予知』じゃ」


 シノは暫くの間伝えるか迷った後、ユウキにそう伝えた。


「…………は?」


「『は?』とはなんじゃッ!!『は?』とはッ!!」


 ユウキの気の抜けた返事にシノは頬を膨らませて怒る。しかし、深刻そうに思考を繰り返していたシノの表情を見ていたユウキにとってはどれほどやばい能力なのかと、それなりに聞くのを覚悟して待っていたのに『未来予知』という凄いのか凄くないのか微妙な答えに気が抜けてしまったのだ。そのため、ユウキも未だに自分の反応に納得がいかないのか、頬を膨らませて怒る少女を前に「お前があまりにも深刻そうな表情するからじゃねぇか」と突っ込みたくなったが、それは心の中で我慢した。


「あーはいはい、気の抜けた返事してすみませんね。それで『未来予知』の何がやばいんだ?」


「いや?これと言って別にやばくはないんじゃよ」


 予想外の返答にユウキは一瞬耳を疑ったが、シノの表情を見る限り冗談で言っているわけではないと理解した。ちなみに、なんで深刻そうな表情で話してたのかを問うと、笑顔で「雰囲気ってやつじゃッ!」と答えたため、ユウキは一瞬いまだに笑顔でいるシノに対して殺意が湧いた。しかし、いつまでもふざけていると話が進まないため、落ち着くために一度深呼吸をして話を切り出した。


「それで『未来予知』だっけか?特にやばくないなら何が問題なんだ?それとも、それも雰囲気でっていう冗談か?」


「そうじゃな、真面目に話をするとお主の能力である『未来予知』という能力は存在するはずのない能力なんじゃよ」


「それってどういう意味だ?」


 存在するはずのない能力とシノに告げられるが意味が分からなかった。存在しないはずの能力が現に自分の能力として存在しているからだ。真面目な話をすると言ってまた冗談でも言っているのだろうと思い、シノの顔を確認するが、冗談を言っている顔ではなかったため、一つだけ問いかけ、口を閉ざした。すると、シノは俺の問いに答える前に能力について説明をしてくれた。


 固有魔法には基本的に『強化型』、『支援型」、『回復型』、『変形型』と大まかに4種類の型に分けられている。また印には視覚化可能型と視覚化不能型が存在する。


 『強化型』は身体能力を向上させたりすることに特化している。


 『支援型』は相手の行動を阻害するだけでなく味方の行動を手助けなど支援することに特化している。


 『回復型』は自身や仲間などの傷を癒すことに特化している。


 『変形型』は自身の身体の一部を武器に変えたり、動物に変えたりすることに特化している。


 ユウキはシノの説明を聞くや自分の腹部にある『自身の身体能力を上げる』という能力は『強化型』に分類されると分かったが、『未来予知』の方は一向にどの部類に入るのか分からなかった。


「それで俺の『未来予知』はどの型に当てはまるんだ?」


「さっきも言ったように今まで『未来予知』などという能力は存在するはずがないんじゃよ。強いて言えば『強化型』か『支援型』に入るとは思うが実際のところは儂にもわからん」


 ユウキはここまでシノの説明を聞いていたが、1つのある疑問が生まれた。


「なぁ、シノ」


「なんじゃ?」


 ユウキは再度自分の服を捲り、腹部に出来た印をシノに見せながら口を開いた。


「この俺の腹にある印は『自身の身体能力を上げる』能力なんだよな?」


「そうじゃ」


「……じゃあ、『未来予知』の印はどこにあるんだ?」


 ユウキはシノの目を見ながら自身の身体のどこかにあるもう一つの印の位置を聞く。シノはユウキとしばらく見つめあった後、一拍おいてから自身の目を指差し口を開いた。


「お主のもう一つの印はここじゃ」

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