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2話
朝起きるとそこは知っている天井だった。
そう昔家族住んでいた時のあの天井。
「楓起きなさい。そろそろ起きないと学校遅刻するわよー。」
懐かしい母親の声で目が覚めた。
学校!?!?あれ?あれれ?私学校会社員だったよね?
«昨日の僕の話ちゃんと聞いてた?過去に戻るって言ったとよね?彼を助けたいんでしょ?早く事態を飲み込んでね。»
あれ頭になにか直接語りかけてきてる。って昨日の神様かぁぁー。
思い出した。
死んだ彼を蘇らせるために過去に来たんだった。
«やっと思い出したか。やれやれ一苦労だよこれだけで»
ごめんなさい。
でもまた高校生になれるならとても嬉しい!!
ガチャっ
「楓起きてるの?っ起きてるじゃないの、着替えてリビングでご飯食べなさい。早くしてよね。お母さんも仕事いかないといけないんだから。」
「はーい!すぐに行きマース」
「あら?いつにもして元気で気持ち悪いわね。わかったら早くして。」
愚痴を言われながらも下に降り朝食をとる。
いつも食べてた朝食がとても美味しく感じた。
「いってきまーす!」
そして久しぶりの学校へ向かうのであった。




