次の日、彼女からとても長いメールが来た
次の日、彼女からとても長いメールが来た。そこには凄く考えたんだろうなという感じの謝罪の文面と、モヤモヤの正体が書かれていた。
そのモヤモヤの正体は、まあわかりやすく言うと(好きと愛してるの境界線がわからず、疑問を持ったら、なにもかもがよくわからなくなって、うまく接することができなくなってしまった)というものだった。
僕は、その文面を見たとき、思わず吹き出してしまった。彼女らしいと思ってしまった。そんなことだったのかと少し緊張の糸が緩んでしまった。
「僕のことが嫌いだったんじゃなかったんだ」
僕はそう言って安堵のため息を漏らしていた。そしてそれと同時に後悔が残った。
そんな悩み、少し話せば簡単に失くすことができたんじゃないか?
「好きと愛してるの違いなんて、僕にもわからないよ。もしあるんだとしても、一人で考えることじゃないんじゃない?この問題はお互いが一緒になって考えるものだよ、感じるものだよ…」
今、そう言ったって、誰も返してくれない。目と口を大きく見開いて(そういう答えがあったか)と間抜けな顔でビックリする君の姿ももう見れない。
「…」
僕らはなんてくだらない疑問に振り回されていたんだ…
こんな疑問、一瞬でかき消すことができたのに…
小さな疑問が更に小さな疑問を呼んで、僕らはその疑問の捨て場所を知らずに、大きく大きく振り回されて、僕らの目は勝手に自分しか見れなくなった。苦しいともがきながら自分で自分の首を絞めていた。
「相手に話せばいいだけだったのに…僕らはなんてバカだったんだ…」
そこに残ったのは深い後悔だけだった。




