表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
93/184

美味しい!美味しいよ!このチャーハン!ここのチャーハン美味しいね

「チャーハンお待たせ致しました」


 私の目の前に凄く美味しそうなチャーハンが置かれた。


「…」


 なつかしい…そうだ、あの時食べたのはこのチャーハンだ…。「また食べようね」と言ってから、もう、10年近く経ってしまった。


「…」


 私はレンゲでチャーハンをすくい、ゆっくりと口に運んだ。


「あ、美味しい!」


 私は思わず口に出していた。私が焦って周りを見ると、店員さんが優しく笑ってこちらを見ていた。私は真っ赤な顔をして店員さんに何とも言えない表情で頭を下げた。


 …ん?そういえばあの時も…


 彼と初めてこのチャーハンを食べたときも


「美味しい!美味しいよ!このチャーハン!ここのチャーハン美味しいね」


「こ、声…声大きいよ」


 と彼に言われて周りを見たら、皆にクスクスと笑われていた…な。なんだか懐かしい。っていうか、私変わってないな。一人恥ずかしい気持ちになる。


             

 あれは…私がいけなかったんだ。


 私が勝手に疑問を持ったから…


 私たちの関係は、つまらなく、ささいなことから、少しずつ、そして確実に、崩れ去っていった。


 私のこの(好き)は、(愛してる)であるのかな?


 この馬鹿な疑問が、全ての歯車を狂わせた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ