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きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
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バカです…

 エンドレスネガティブな私は、がっかりしながら本屋を出た。


 本屋に来て勝手に落ち込んでしまった…


 私は何をやっているんだろう…


 私は大好きな本屋さんですら、純粋に楽しめなくなっちゃったのかな?


 いや、そんなことないよね…今日だけだよね…


「…」


 好きなものも、好きな人も、好きなことも特にない私には、恵まれていることに時間はたくさんある。でも、そのたくさんある時間の、有意義な使い方を私は知らない。


 私はきっと生きるのがヘタクソだ。面白くない、つまらない生き方をしてると思う。私だって思うんだ、このままじゃいけないって思うんだ。思うんだけど…どうすればいいのかわからない、何をどうすればいいのかわからない、何をどのようにして手を付ければいいのかもわからないし、誰に何を相談すればいいのかもわからない。そしてとても残念なことに相談する相手もいない…。どうすればいいのかわからない、わからない…この言葉が言い訳のように頭に浮かんでその後、(だって)に変わり(しょうがないじゃない)に変わり、(泣かないように息を深く吸って天井を見つめる)になる。


「…ぁ」


 もう!


 私バカでしょ?


 今、私はショッピングモールに来てるんだよ!


 楽しいんだよ!


 楽しい所にいるのに、なんでまた、ネガティブを引きずるの!


 バカなの?私はバカなの!


ネガさん「バカです…」


 うるさいなーもう!バカ!


「…」


 そうだ!何か食べよう。朝から何も食べてなかったし、さすがにお腹も空いてきた。


「…」


 ぉ金…お金はまだ大丈夫よ!いいじゃない!たまには贅沢しても!家では作れないような美味しい料理を食べてもいいじゃない!たまには!たまにはね…


 どこで食べようかな…ん?そういえば何年か前に、ここで誰かとなんか食べたな…あれ美味しかった記憶があるな。どこだっけ?


 私はさっき通り過ぎたフロアマップのところまで戻っていき、腕を組んでフロアマップを凝視した。


 何食べたんだっけ?


「え~と…」


 あ、チャーハンだ!あの時私、チャーハン食べたんだった。なぜか急に思い出した。まあ思い出す時ってだいたいこんなもんか。


 私は中華料理屋を探す。


 も~どんだけデカいのよこの建物。


 特大過ぎるフロアマップに私は少々困惑した。


 あ、あった!階が違う…まぁいいけど。


 私はエスカレーターで上の階に上がり、中華料理屋さんを目指した。


 おいしかったのは覚えてる。あそこで結構前、私はチャーハンを食べたんだ。「ここのチャーハン美味しいね」と言いながら、食べたんだ。でも…誰と行ったのかが思い出せない。


「…」


 っていうか、あれ何年前だっけ?社会人?いや、大学の時?


「ぁ」


 思い出した。


 その時ちょうど私は中華料理屋さんのお店に着いた。


 初めてできた彼と来たんだ…


 私はお店の中へと入り、お店の人に案内されるがままに席に座る。そしてメニュー表を開き、あの時選んだであろうチャーハンを探す。チャーハンは様々な種類があって一瞬戸惑ったが、私だったらきっとシンプルに五目チャーハンだな、と思ってそのまま店員さんを呼んで注文した。


「…」


 はぁ、懐かしいな。もうあの時から約十年くらい経ってるんだ。


 そして回想へ


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