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きみが待ってる公園で  作者: 柿の種
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ぼくの名前が(ニャーさん)であることの方がビックリした

「ん?もうすぐ公園につくな」


ぼくがそう言った直後


「…え?あれ?ちょっと…」


 という、彼女の不安に満ちた声が聞こえてきた。


 ぼくは急いで彼女の方へ振り返る。すると彼女は眉間にしわを寄せ、少し困った表情をして足をすくませていた。


 ぼくは急いで彼女のもとへ駆け寄った。


「あともう少しだから頑張って」


 と彼女の不安気な瞳に向かって声を掛けた。すると彼女は嬉しそうに優しい表情をして


「うん!ありがとう」


 と優しい声で言ってくれた。その時ぼくは、心が通じ合えた気がしてまた泣きそうになった。そして、ぼくの頭を撫でてくれた。ぼくは目をとろんとさせて彼女の撫でられたいように撫でられる。すると彼女が「ふふ」と笑って


「ニャーさん、私を和ませてくれたの?きみは気遣いもできるし、頭もいいんだね」


 と言ってくれた。ぼくはそんなことをしたつもりなんてなかったからビックリしたが、ぼくの名前が(ニャーさん)であることの方がビックリした。そしてそれと同時に、やっぱり言葉は通じてないんだとほんの少しガッカリした。そしてやっぱりそれと同時に(今は撫でられている場合じゃないのでは?)と言うことにも気付き、ぼくは何事もなかったかのように歩き出した。そして取り残されている彼女に向かって


「もうすぐですよ」


 と優しく声を掛けた。そしたら


「うん!」


 って返ってきて、やっぱり嬉しくて泣きそうになった。


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